長谷川繁, 1994年 油彩・綿布 302.2×192.6cm
あざみ野コンテンポラリー vol.14
長谷川繁 1989-
2023年10月7日(土)-10月29日(日)
横浜市民ギャラリーあざみ野
https://artazamino.jp/
開館時間:10:00–18:00 入場は閉館30分前まで
休館日:10/23
企画担当:佐藤直子(横浜市民ギャラリーあざみ野学芸員)
展覧会URL:https://artazamino.jp/event/post-9969
横浜市民ギャラリーあざみ野では、日常的なモチーフを非日常的な色彩、大きさ、組み合わせで描いた絵画で知られる長谷川繁の個展「1989-」を開催する。本展は、美術という枠や社会的評価にとらわれず、さまざまなジャンルのアーティストが行なっている表現活動を紹介するシリーズ展「あざみ野コンテンポラリー」の14回目の企画となる。
長谷川繁(1963年滋賀県生まれ)は、愛知県立芸術大学大学院を修了したのち、1989年にヨーロッパに渡り、デュッセルドルフ・クンストアカデミーのヤン・ディベッツのクラスで学び、1992年からはアムステルダムの国際的なレジデンス施設「デ・アトリエーズ」に2年間在籍。1996年に帰国し日本に拠点を移すも、たびたびオランダに滞在し制作活動を続けた。「VOCA展1998 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、1998)、「放課後のはらっぱ 櫃田伸也とその教え子たち」(愛知県美術館、2009)、「絵画の庭 ゼロ年代日本の地平から」(国立国際美術館、大阪、2010)などの展覧会で作品を発表。2013年の「ユーモアと飛躍 そこにふれる」(岡崎市美術博物館、愛知)を最後に発表をしばらく休止していたが、2019年の個展「PAINTING」(Satoko Oe Contemporary、東京)を皮切りに展覧会での発表を再開、昨年はカスヤの森現代美術館でO JUNとの二人展「ペイン天狗 長谷川繁 と O JUN」を開催した。
長谷川繁, 1990年 油彩、クレヨン・板 100×57.5cm
本展では、1989年から92年までのドイツ滞在中に描いた連作をはじめ、オランダ滞在期の大型作品など、未発表の貴重な作品群を中心に、2000年代以降の作品も加えながら展覧会を構成。近年の内側から発光するような色使いと経験の積み重ねに裏打ちされた画面構成、そして即興ともいえる自在なるモチーフの組み合わせに結実した、今日に至る数多くの仕事の一端を通じて、「長谷川の絵画において変わらないもの、刻々と変化してきたものは一体何なのか」、その表現から受け取ることができる「豊かな謎」を提示する。
長谷川繁《酢毛悪郎ビヨンド》2022年 油彩・麻布 194x162cm
関連イベント
アーティスト・トーク
2023年10月7日(土)15:00-16:30
出演:長谷川繁
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3階アトリエ
定員:50名程度(先着順)
料金:無料
※保育あり
※要事前申込、申込締切は10/6。詳細および申込み方法は公式ウェブサイトを参照
対談 長谷川繁、加藤泉
2023年10月21日(土)14:00-15:45
出演:長谷川繁、加藤泉
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 3階アトリエ
定員:50名程度(先着順)
料金:500円
※保育あり
※要事前申込、申込締切は10/20。詳細および申込み方法は公式ウェブサイトを参照
担当学芸員によるギャラリートーク
2023年10月9日(月・祝)14:00-14:40
会場:横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1
※事前申込不要、参加無料