あざみ野フォト・アニュアル2022 中井菜央 雪の刻(とき)

 

あざみ野フォト・アニュアル2022

中井菜央 雪の刻(とき)

Azamino Photo Annual 2022
Nakai Nao: THE TIME RULED BY SNOW

2022年1月29日[土]- 2月27日[日]
横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1
開場時間 10:00-18:00 会期中無休 入場無料

 

主催|横浜市民ギャラリーあざみ野[公益財団法人横浜市芸術文化振興財団]
助成|公益財団法人朝日新聞文化財団
協力|株式会社シグマ、株式会社フレームマン、城西国際大学メディア学部、大佛次郎記念館

※新型コロナウィルス感染症対策のため、施設の状況については「横浜市民ギャラリーあざみ野の施設の最新状況」をご確認のうえお出かけください。
※ご入場に際し、緊急連絡先をご登録いただいております。 受付での混雑回避、スムーズなご入場のためにぜひ事前登録をご利用ください。

 

「あざみ野フォト・アニュアル2022」企画展では、写真家・中井菜央の個展を開催します。中井は、雪をモチーフにしたシリーズを手掛けたいとの思いから、2015年より毎冬100日を新潟県津南町で過ごして撮影を続けてきました。
2020年6月からは、約1年間津南町に滞在しながら撮影を行いました。中井が主な撮影地とした津南町と、津南町に隣接する十日町市、長野県栄村は奥信越と呼ばれ、積雪が多く、世界有数の豪雪地帯です。中井は、この地域に降り積もる水分を多量に含んだ重たい雪の「個性」に惹かれ、雪がつくりだす風景・光景、雪国に生きる人々を撮り続けてきました。
本展では、約6年間撮りためてきた複数のシリーズのうち、初公開となる「雪の刻(とき)」と題されたシリーズを紹介します。このシリーズは、雪国特有の重層的な「時間」の響きを捉えた写真群です。中井は、室内と屋外でデジタルカメラを使用して、人々のポートレイトや集落の日常、厳冬期の轟音をともなう屋根からの落雪、狂喜乱舞のごとく訪れる春、白銀の世界が緑に置き換わった夏の山や平地、冷涼な空気が早くも雪を予感させる秋というように、雪によって刻まれた「時間」から生じる気配を看取し、克明に捉えています。豪雪地帯の「雪」と雪に律せられた「時間」に自らの身体を投じ、発見と記録に徹した写真家の近年の集大成ともいえる展覧会をぜひご覧ください。


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1–5 「雪の刻/THE TIME RULED BY SNOW」シリーズより

 

【関連イベント】

※イベントはやむを得ない事情により、変更・中止になる場合があります。
※参加のお申込みは横浜市民ギャラリーあざみ野ホームページから https://artazamino.jp/event/azamino-photo-20220227/

「雪の刻」対談

日 時|2月19日(土)14:00-15:30
出 演|中井菜央(企画展出品作家)
佐藤雅一(津南町農と縄文の体験実習館なじょもん学芸員)
会 場|横浜市民ギャラリーあざみ野 3階 アトリエ
定 員|30名
参加費|500円
要事前申込(先着順)

 

「雪の刻」アーティスト・トーク

日 時|2月26日(土)14:00-15:00
出 演|中井菜央(企画展出品作家)
聞き手|佐藤直子(担当学芸員)
会 場|横浜市民ギャラリーあざみ野 3階 アトリエ
定 員|30名
参加費|500円
要事前申込(先着順)

 

【作家プロフィール

中井菜央(なかい・なお)
1978年 滋賀県生まれ 現在東京都在住
2006年 日本写真芸術専門学校卒業

主な個展
2014年 「未明」銀座ニコンサロン(東京)
「未明」大阪ニコンサロン(大阪)
2018年 「繡」Roonee 247 fine arts(東京)
2019年 「繡」gallery Main(京都)
2021年 「破れる風景」津南町農と縄文の体験実習館(新潟)

主なグループ展
2019年 「KG+SELECT」元淳風小学校(京都)
2021年 「人間より大きな世界へ」榕异美術館(上海)

写真集
2018年 『繡』(赤々舎)
2022年 1月『雪の刻』(赤々舎)刊行予定

 

 

【お問合せ】

横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
〒225-0012 横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野 内
Tel. 045-910-5656 Fax. 045-910-5674
E-mail:info@artazamino.jp

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