アートウィーク東京


 

2022年11月3日から11月6日の4日間にわたり、日本の現代美術の創造性と多様性、そして、それらを担うコミュニティを国内外に紹介するアートイベント「アートウィーク東京」が開催される。

アートウィーク東京(以下、AWT)の特徴として、都内に広がる51の美術館やギャラリーを繋ぐ独自の6つのルートを巡回する「AWT BUS」の運行や、バスの無料利用を含む多彩な機能を搭載した無料の公式アプリ「AWT PASS」の存在が挙げられる。AWT PASSは、AWT参加の第一歩となり、AWT BUSの無料利用のほか、美術館の入場割引サービス、参加施設の展覧会情報やAWTのイベント情報が得られるだけでなく、スタンプラリーなどの機能も搭載されている。

世界最高峰のアートフェア「アートバーゼル」と提携するなど、「国際性」に対する意識もAWTの特徴のひとつ。本年度は、AWT主催企画のひとつとして、ドクメンタ14のアーティスティックディレクターを務めたアダム・シムジックがキュレーションを手がけたビデオプログラム「Working, Crawling」を、三井住友銀行東館1階アース・ガーデンの特設会場で開催。また、非公開ながらシムジックやテート・モダン シニアキュレーターのイ・スキョンなど、国外で活躍するキュレーター5名(※都合により4名に変更)が登壇するラウンドテーブルを「Curatorial Vision(s)」を開催し、国内で活動するキュレーターや評論家、学生との交流の場を設けている。そのほか、オンラインでは昨年から引き続き、日本の現代美術の美術史的文脈やその歴史に焦点をあてたオンライントークプログラムも日英バイリンガルで公開。サポーティングパートナーズとしてAWTに参加する美術作品の購入・販売のための世界最大のオンラインア ートプラットフォーム「Artsy」内に、AWT参加ギャラリーの作品をバーチャル・ブースで体験、購入できるAWT特設ページを開設するなど、多角的なアプローチを展開する。

 

アートウィーク東京
2022年11月3日(木)- 11月6日(日)
https://www.artweektokyo.com/

 


公式アプリ「AWT PASS」


AWT BUS


オンライントークプログラム:富井玲子「東京はどこにある?—日本の1960年代美術を「オペレーション」という概念から考える」

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