金田実生《明るい夜》2012年
コレクション展2025-Ⅰ
2025年4月26日(土)-8月24日(日)
広島市現代美術館 A展示室
https://www.hiroshima-moca.jp/
開館時間:10:00–17:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、5/5、7/21、8/11は開館)、5/7、7/22、8/12
展覧会URL:https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/collection2025-1
被爆80周年を迎える広島市現代美術館では、本年度のコレクション展を1年通じて、「ハイライト」と、土地としての広島と被爆地としての歴史を表象するヒロシマの交差点を探る「広島/ヒロシマ」の二部構成で展開する。
4月26日から始まる「コレクション展2025-Ⅰ」の「ハイライト」では、「広島のまちとアーティスト」と「生命礼賛」をキーワードに掲げる。広島市内には美術館のみならず、まちなかにも数々の美術作品が存在する。たとえば、平和大通りの緑地帯に立つ柳原義達《ラ・パンセ》は、まちの復興と市民の憩いを願って、1953年に広島で戦後はじめて設置された野外彫刻と言われている。「広島のまちとアーティスト」と題したセクションでは、柳原以降、広島のまちに美術を通して関わったアーティストを紹介。また、「生命礼賛」のセクションでは、生きもの(生命)の枠を虫や動物から広げつつ、それら生きものを想起させる作品を紹介する。
入野忠芳《広島拘置所壁画》原画 1989年
甲斐雅之《土に埋める77番8月6日 ヒロシマから地球平和の祈り》1995年
また、広島市現代美術館の収集方針として掲げるひとつに「ヒロシマと現代美術の関連を示す作品」とあるように、広島は被爆地としての特質を意識して語られる際に、しばしばカタカナで「ヒロシマ」と表記されてきた。「広島/ヒロシマ」のセクションでは、その地域性に関連付けながら生み出された作品を中心に紹介する。同セクションでは、各地の美術館が所蔵している菊畑茂久馬の作品を没後5年という節目に公開する「LINKS―菊畑茂久馬」の一環として、〈天河〉シリーズから《天河 七》(1997)も展示する。
なお、広島市現代美術館では、「コレクション展2025-Ⅰ」会期中の6月21日より同館B展示室にて、被爆80周年記念の展覧会「記憶と物―モニュメント・ミュージアム・アーカイブ―」を開催予定。
「ハイライト」出品作家 ※展示予定順
芥川永、入野忠芳、奥村靫正、イサム・ノグチ、鈴木たかし、マグダレーナ・アバカノヴィッチ、靉嘔、利根山光人、鏑木昌弥、野田裕示、駒井哲郎、浜口陽三、池田龍雄、中原浩大、金田実生、甲斐雅之、工藤哲巳
「広島/ヒロシマ」出品作家 ※展示予定順
テレサ・ドラレヴィッチ、吉澤美香、村井正誠、田中敦子、青木野枝、斎藤義重、ナンシー・スペロ、椿昇、方力鈞、朴栖甫、榎倉康二、石内都、加納光於、土谷武、菊畑茂久馬、中村宏、池田龍雄、森山安英、片岡脩
青木野枝《晴玉1》《晴玉2》《晴玉3》2004年
菊畑茂久馬《天河 七》1997年
関連イベント
コレクション展 アートナビ・ツアー
毎週土、日、祝開催 ①11:00-11:30 ②14:00-14:30
会場:広島市現代美術館 A展示室
料金:無料 ※要展覧会チケット、申込不要
※毎月第1日曜日の午前は「対話しながらみる、いどばた鑑賞会」を実施
ベビーカー アートナビ・ツアー
毎週水曜開催 10:30-11:00
会場:広島市現代美術館 A展示室
定員:3組6名程度(要事前申込、先着順)
対象:ベビーカーや抱っこ紐を使っている1歳半くらいまでの子どもと保護者
料金:無料 ※要展覧会チケット
申込フォームは下記URLから
https://www.hiroshima-moca.jp/event/11697
対話しながらみる、いどばた鑑賞会
毎月第1日曜開催
会場:広島市現代美術館 A展示室
定員:6名程度(※10:00より1F受付にて整理券配布、先着順)
料金:無料 ※要展覧会チケット
同時期開催
Perfume COSTUME MUSEUM
2025年2月22日(土)-6月1日(日)
広島市現代美術館 B展示室
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/perfume_costume_museum
被爆80周年記念
記憶と物―モニュメント・ミュージアム・アーカイブ―
2025年6月21日(土)-9月15日(月・休)
広島市現代美術館 B展示室
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/memoriesandobjects