
吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在
2025年1月16日(木)-3月23日(日)
TOTOギャラリー・間
https://jp.toto.com/gallerma/
開館時間:11:00–18:00
休館日:月・祝(ただし2/23は開館)
展覧会URL:https://jp.toto.com/gallerma/ex250116/index.htm
TOTOギャラリー・間では、新しい住まい方や暮らしのあり方を模索し、多角的な視点で現代社会における建築の可能性に取り組む建築家、吉村靖孝が7人の漫画家とのコラボレーションにより、建築家の作家性を問う展覧会「マンガアーキテクチャ――建築家の不在」を開催する。
吉村靖孝(1972年愛知県生まれ)は、1997年に早稲田大学大学院を修了し、文化庁派遣芸術家在外研修員としてオランダのMVRDVに在籍(1999-2001)したのち、2005年に吉村靖孝建築設計事務所を設立。建築活動を通じて、人びとのふるまいなどの自発的な動きと社会制度や状況など多様な社会的条件との両者のさまざまな関係構築を試みてきた。近年のプロジェクトに、既成のテント倉庫で木造建築を覆うことで、大きな一室空間の下で子どもがのびのびと過ごせる子育て支援施設を実現した「フクマスベース」(2016)、建築を不動産と動産のあいだととらえ、土地に縛られずに住む場所の選択ができる生活を仮想した「半動産建築」の「ホームトゥーゴー#001」(2019)、人間だけでなく動物もともに幸せな人生を送れるアニマル・ウェルフェア社会を構想した「滝ヶ原チキンビレジ」(2021)など。主な著作に『超合法建築図鑑』(彰国社、2006)、『EX-CONTAINER』(グラフィック社、2008)、『ビヘイヴィアとプロトコル』(LIXIL出版、2012)など。


これから日本が直面する人口減少社会における、新しい住まいや暮らしのあり方を模索してきた吉村は、自身が探究するこれら現代社会における建築の拡張性をさらに進めるために、「建築家個人の作家性を「不在」にしたら何が起きるのか?」という問いを、自らの作品を題材に本展を通して問いかける。コルシカ、川勝徳重、德永葵、三池画丈、宇曽川正和、メグマイルランド、座二郎の7人の漫画家が、それぞれ異なる吉村の7つのプロジェクトを題材にストーリーを描き下ろすことにより、建築の新たな解釈の可能性を探る。
関連イベント
吉村靖孝講演会「『建築家の不在』とは何か?」
2025年2月21日(金)18:30-20:00予定(開場:17:30)
会場:イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビルディング4F)
定員:500名
料金:参加無料
参加方法:事前申込制、TOTOギャラリー・間ウェブサイトより申込
申込期間:2024年12月12日(木)-2025年2月9日(日)※応募者多数の場合、抽選の上、2月14日(金)までに結果を連絡
※未就学児不可
https://jp.toto.com/gallerma/ex250116/sympsm.htm

