© Argos Films
フラヌール―いつでも、そぞろ歩き:彼からの手紙
『サン・ソレイユ』
2015年7月4日(土)-7月26日(日)※土日祝のみ
銀座メゾンエルメス ル・ステュディオ
http://www.maisonhermes.jp/ginza/movie/
※各日の上映は11:00-/14:00-/17:00-の3回
銀座メゾンエルメス10階にあるプライベートシネマ「ル・ステュディオ」では、年間テーマの「フラヌール―いつでも、そぞろ歩き:彼からの手紙」のもと、クリス・マルケルの『サン・ソレイユ』(1982)を上映する。
クリス・マルケルは1921年生まれ。リアリズムとサイエンス・フィクション、叙情性と政治性を結びつけた実験的な映像作品を制作するとともに、2012年に他界するまで文学、映画、美術など領域横断的な活動を続けた。死後もなお展覧会や特集上映が組まれるなど、後続世代に多大な影響を与えている。日本国内でも昨年、港千尋監修のクリス・マルケル論集『クリス・マルケル 遊動と闘争のシネアスト』(森話社)が出版された。
今回上映される『サン・ソレイユ』は、南の象徴としてのアフリカと東の象徴としての日本という相対する二つの地を旅しながら、時間と場所、存在と歴史、忘却と祈りを巡るドキュメンタリー。既に7月12日までの上映は満席となっているが、18日以降の予約受付は6月27日より。
なお、関連企画として、アテネ・フランセ文化センターでは「クリス・マルケル・セレクション」を開催。初の日本語字幕付き上映となる『美しき五月』(1962)、『笑う猫事件』(2003)や代表作『ラ・ジュテ』(1962)など8本の監督作品を上映する。
クリス・マルケル・セレクション
2015年7月27日(月)-8月1日(土)
アテネ・フランセ文化センター
http://www.athenee.net/culturalcenter/