Model of Gate (2014) Photo: Marcelina Sosnowska
「ゲート」モニカ・ソスノフスカ展
2015年1月20日(火)-3月31日(火)
銀座メゾンエルメス フォーラム
http://www.hermes.com
開廊時間:11:00-20:00(日曜は19時まで)入場は閉廊の30分前まで
会期中無休
銀座メゾンエルメス フォーラムでは、2007年の第52回ヴェネツィア・ビエンナーレのポーランド館代表経験を持ち、現在もワルシャワを拠点に活動を続けるモニカ・ソスノフスカの日本初個展を開催する。
モニカ・ソスノフスカは1972年生まれ。60年代にワルシャワで興隆した前衛芸術に多大な影響を受けたソスノフスカは、共産主義の崩壊を自国で経験する。社会主義体制下で権力の象徴を意味した当時の建築や、公共の施設などが壊されていく過程やその建築の断片は、ソスノフスカの彫刻やインスタレーションのモチーフとなっている。2000年前後から本格的な発表をはじめ、2003年には第50回ヴェネツィア・ビエンナーレや第8回イスタンブール・ビエンナーレに参加、翌2004年にサーペンタイン・ギャラリーで個展を開催すると、その後も上述した第52回ヴェネツィア・ビエンナーレ・ポーランド館での展示をはじめ、昨年のアスペン美術館(コロラド)、オーストラリア現代美術センター(メルボルン)、ペレス美術館(マイアミ)での個展など、世界各地で作品を発表している。
本展では、住宅と通りを隔てる機能を備えたゲート(門)を題材とした新作を発表する。ソスノフスカのゲートは、スチールを主な素材として、工業的なプロセスを経た後、曲げられ、ねじられ、歪んだ形のまま、本来の機能を持たずに、個人にも都市にも属さない中立的な形として存在する。
Tower (2014) Photo: Genevieve Hanson