スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集 @ TOTOギャラリー・間


NAVE−パフォーミング・アーツ・ホール(チリ、サンティアゴ)2015年 © Cristobal Palma

スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集
2016年7月8日(金)-9月10日(土)
TOTOギャラリー・間
http://www.toto.co.jp/gallerma/
開廊時間:11:00-18:00
休廊日:月、祝、夏期休暇(8/6-8/15)

TOTOギャラリー・間では、チリ・サンティアゴを拠点に活動する建築家、スミルハン・ラディックの個展『スミルハン・ラディック展 BESTIARY:寓話集』を開催する。

スミルハン・ラディックは1965年サンティアゴ生まれ。生活者が状況に応じて即興的につくりあげる「はかない構造物」や、チリの原風景や美術作品、童話などから着想を得た詩的かつ大胆な構成の建築で知られる。95年にSmiljan Radić Arquitectoを設立、2001年にはチリ建築家協会により、35歳以下の最優秀国内建築家に選出された。「直角の詩に捧ぐ家」(チリ・ビルチェス、2012)や「NAVE−パフォーミング・アーツ・ホール」(サンティアゴ、2015)などチリ国内の建築を手掛けるほか、2014年にはロンドンのサーペンタイン・ギャラリーのパビリオンを担当。そのほか、2010年には妹島和世がアーティスティックディレクターを務めたヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展に参加。日本国内でも東京都現代美術館、広島市現代美術館への出品のほか、2013年には彫刻家のマルセラ・コレアとの二人展『クローゼットとマットレス』を銀座メゾンエルメス フォーラムで開催している。

「BESTIARY:寓話集」と題された本展では、空想上の生き物に見立てた20余りの模型を中心に、ラディックが考える現代の寓話集を提示する。また、ラディックがプロジェクト毎に描いた70冊にものぼるスケッチブックや、書籍『The Invention of Chile[チリの発明]』に着想を得たという架空の「チリ現代建築ガイド」などを展示する。

関連企画
スミルハン・ラディック講演会「BESTIARY:寓話集」
講師:スミルハン・ラディック
2016年7月8日(金)18:30-20:30(開場:17:30)
会場:イイノホール(東京都千代田区内幸町2-1-1飯野ビルディング4F)
定員:500名(事前申込制)※既に申込終了

第40回神戸建築学 スミルハン・ラディック神戸講演会「BESTIARY:寓話集」
講師:スミルハン・ラディック
ナビゲーター:槻橋修(神戸大学大学院准教授)
2016年7月10日(金)15:00-17:00(開場:14:30)
会場:神戸大学百年記念館 六甲ホール
定員:300名(事前申込制)参加方法は下記、神戸建築学ウェブサイトから
http://www.arch.kobe-u.ac.jp/~plan/KobeArchLec/


ビオビオ市民劇場(チリ、コンセプシオン)2011年- © Andres Batlle


直角の詩に捧ぐ家(チリ、ビルチェス)2012年 © Gonzalo Puga

Copyrighted Image