Left:末永史尚「3つの消しゴム」2016年 Courtesy of the artist and Maki Fine Arts.
Right:八重樫ゆい「untitled」2016年 Courtesy of the artist and MISAKO & ROSEN.
トランス/リアル—非実体的美術の可能性
vol.3 末永史尚・八重樫ゆい「Transform/Paint」
2016年7月16日(土)-8月27日(土)
ギャラリーαM
http://gallery-alpham.com/
開廊日時:11:00-19:00
休廊日:日、月、祝、夏期休廊(8/7-8/15)
※アーティストトーク:7月16日(土)18:00-19:00
オープニングパーティー:7月16日(土)19:00-
キュレーター:梅津元(埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学)
ギャラリーαMでは、αMプロジェクト2016「トランス/リアル—非実体的美術の可能性」の第三弾として、末永史尚と八重樫ゆいの二人展を開催する。
末永史尚は1974年山口県生まれ。99年に東京造形大学を卒業。タングラムをモチーフにした組み替え可能な絵画や展示空間や日用品をモチーフにした”立体的な”絵画などで知られる。Maki Fine Artsをはじめ、東京、大阪、山口などで個展を開催。2014年には愛知県美術館の「APMoA Project, ARCH」で個展を開催している。また、埼玉・所沢の引込線2015や群馬県立近代美術館の『開館40周年記念 1974 第1部 1974年に生まれて』(2014)、『VOCA 2013』(上野の森美術館)などに出品。
八重樫ゆいは1985年千葉県生まれ。2011年に東京造形大学を修了。決められたシステムのもと、小さなキャンバスに色を重ねていく抽象的な絵画で知られる。MISAKO & ROSENのほか、昨年は国外での個展も開催。東京オペラシティアートギャラリーで開催された『絵画の在りか』や『Too young to be abstract』(スプラウトキュレーション、2013)、『Cool Inventions』(XYZ Collective、2014)などに出品。
本展を企画した梅津元は本展に寄せた文章「Transparent/Paint」で、「絵画をめぐる状況に対する違和感を背景に企てられた本展では、絵画に対する批評性の発生が目論まれている。絵画という形式に、かつてと同じような機能を期待することはできない」と述べるとともに、「深いレベルにおいて、相互の特徴を照らし出す」二人の作品を、「「形式的変容を経てもなお絵画である」ことを宣言する「Transform/Paint」というフレームにおいてとらえ、「非実体的美術の可能性」を、より具体的に論じてみたい」と記している。
会期初日の7月16日にはアーティストトークとオープニングパーティーを開催する。アーティストトークはギャラリーαMのYoutubeチャンネルで後日公開。
αMプロジェクト2016『トランス/リアル—非実体的美術の可能性』
展覧会会期
vol.1|越野潤「Translucent/Surface」
2016年4月9日(土)-5月14日(土)
vol.2|牛膓達夫「Transparent/Space」
2016年5月28日(土)-7月2日(土)
vol.3|末永史尚・八重樫ゆい「Transform/Paint」
2016年7月16日(土)-8月27日(土)(夏期休廊:8/7-8/15)
vol.4|相川勝・小沢裕子「Transfer/Information」
2016年9月10日(土)-10月15日(土)
vol.5|伊東篤宏・角田俊也「Transmission/Sound」
2016年10月29日(土)-12月3日(土)
vol.6|文谷有佳里「Transonic/Line」
2016年12月17日(土)-2017年2月4日(土)(冬期休暇:12/25-1/9)
vol.7|田中和人「Transpose/Perception」
2017年2月18日(土)-3月25日(土)