森田浩彰「From Something to Something else」@ 青山|目黒


From Something to Something else (2015) Installation view: LISTE 20 – Art Fair Basel,
Photo: Yuichiro Tamura

森田浩彰「From Something to Something else」
2016年1月16日(土)-2月13日(土)
青山|目黒
http://aoyamameguro.com/
開廊時間:12:00-19:00
休廊日:日、祝
※オープニングレセプション:1月16日(土)19:00-21:00

青山|目黒では、日常のありふれた事物や状況に、さりげなく手を加えることで認識に戸惑いをもたらすコンセプチュアルな作品で知られる森田浩彰の個展『From Something to Something else』を開催する。

森田浩彰は1973年福井県生まれ。Bゼミスクーリングシステムを経て、渡英。2002年にゴールドスミス・カレッジで修士号を取得。近年は、青山|目黒での個展『タイムクエイク』(2011)、アートフェアLISTEでの個展形式の展示、十和田市現代美術館(2015)、エミルタージュ美術館(2013)、東京都現代美術館(2012)の企画展や、blanClassのLive Art、スクリーニングなどで作品を発表している。また、五月女哲平とのユニットMaS(T)Aでの活動も展開。そのほか、芸術支援の新しい可能性をアーティスト自らが模索する社会実験としてのシステム「ARTISTS’ GUILD」にも参加しており、2016年3月に東京都現代美術館で開催される『MOTアニュアル2016』が控えている。

本展では、昨年のLISTEで発表した、世界中のさまざまな地域のブランドのミネラルウォーターのボトルの中の水が、ほかのブランドのボトルへと移り、循環していくインスタレーション「From Something to Something else」を中心に、ネオン管や鏡を使った立体を展示。また、展示で使用されているミネラルウォーターを実際に飲むことができるバーを設置する。「水がさまざまな形で巡回する」という運動と、「資本主義社会の中での循環」というプロセスを重ね合わせ、水を通じてさまざまな課題の提示を試みる。

なお、青山|目黒では『森田浩彰 Hiroaki Morita 2001-2015』を刊行する。

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