森田浩彰「タイム / クエイク」
2025年3月8日(土)-4月6日(日)
青山|目黒
http://aoyamameguro.com/
開廊時間:13:00–18:00(金曜は20:00まで)
休廊日:火、水、木(ただし3/11は開廊)
展覧会URL:http://aoyamameguro.com/website/hiroaki-morita-time-quake/
青山|目黒では、森田浩彰の新作インスタレーションによる個展「タイム / クエイク」を開催する。
森田浩彰(1973年福井県生まれ)は、日々の生活に埋もれる事象や現象を掘り起こし、それらを素材として新たな文法で再構成する手法で作品を制作する。1998年にBゼミスクーリングシステムを修了し、2002年にロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ修士課程を修了。近年の主な個展に、「タイム クエイク:Time Quake」(青山|目黒、東京、2011)、「From Something to Something Else」(青山|目黒、東京、2016)、「End of Light」(See Saw gallery + hibit、愛知、2019)など。主なグループ展に、「MOTアニュアル2012 風が吹けば桶屋が儲かる」(東京都現代美術館、2012)、「Mono No Aware: The Beauty of Things」(エルミタージュ美術館、ロシア、サンクトペテルブルク、2013)、「ジャンプ―アートにみる遊びの世界」(十和田市現代美術館、青森、2015)、「Triple Point of Matter」(Fondation d’art Fiminco、パリ、2017)、「引込線/放射線」(第19北斗ビル+旧所沢幼稚園、埼玉、2019)、「部屋と庭 隔たりの形式」(武蔵野美術大学美術館、東京、2020)、「食と現代美術 Part9」(BankART Station、神奈川、2023)など。
東日本大震災直前の2011年1月から2月にかけて開催した個展「タイム クエイク:Time Quake」では、1995年の阪神・淡路大震災の経験を抽象化し、24本の蛍光灯をグリッド状に天井から吊るしたインスタレーションを発表。災害の本質を問い直す試みとして注目を集めた。
本展では、2011年3月11日から2024年12月までの13年間に日本で発生したマグニチュード5以上の地震を、地域や個別の文脈から切り離し、「1日(24時間)」に圧縮した形で体験できるインスタレーションを発表する。天井から吊るされたデジタル時計型の照明装置が地震の発生時刻に応じた揺れを再現し、震源地や日時、規模を示す地震リスト、個別の地震を切文字サインとして展示。それぞれの地震の記録を物質的かつ象徴的に表現することで、鑑賞者が地震という現象を多層的に体験できる場を作りだす。