夢か、現か、幻か @ 国立国際美術館

夢か、現か、幻か
2013年1月19日(土)-3月24日(日)
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/
開館時間:10:00-17:00(金曜は19時まで)入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日 ただし、2/11は開館(翌12日は閉館)

国立国際美術館では映像表現に呈示された現実や虚実における本質的な「真実」の所在を、国内外のアーティスト10名の作品とともに考察する展覧会『夢か、現か、幻か』を開催する。
現代社会を取り巻く環境において、「現実」として呈示された事象が夢の中での出来事のように思えたり、虚構化されたものとして経験されたりする一方で、「虚構」に示されたリアリティがより強度を増すことで、「現実」と変わりないものとして作用することがある。このように「現実」と「虚構」との間に明確な境界線を失いつつある中で、そのような現代社会の有り様を鏡写しにしたかのような映像作品が次々と登場している。
本展には、エイヤ=リーサ・アハティラ、シプリアン・ガイヤール、ヨハン・グリモンプレ、さわひらき、ジャオ・チアエン、チョン・ソジョン、ドゥ・ペイシー、スティーヴ・マックィーン、クレメンス・フォン・ヴェーデマイヤー、柳井信乃の計10名のアーティストが参加する。虚実ないまぜとなった彼らの映像作品が「真実」の行方を問いかける。
展覧会会期中には、本展企画者である同美術館主任研究員の植松由佳の講演会や、出品作家によるアーティスト・トーク、また、東アジア各国の現代美術事情を映像作品を中心に話し合うリレー・トークが予定されている。

関連イベント
アーティスト・トーク
エイヤ=リーサ・アハティラ、柳井信乃(ともに出品作家)
1月19日(土)13:00-

さわひらき(出品作家)
1月20日(日)13:00-

講演会
植松由佳(同美術館主任研究員、本展企画者)
2月16日(土)14:00-

リレー・トーク「東アジア各国の現代美術事情—映像作品を中心に」
チョン・ソジョン(出品作家)、イ・スヨン(韓国国立現代美術館キュレーター)ほか
3月2日(土)13:00-

ジャオ・チアエン[饒加恩](出品作家)、チェン・ホェイファ[鄭慧華](インディペンデント・キュレーター、美術評論家)ほか
3月2日(土)13:00-

以上、すべて
会場:同美術館B1階講堂
先着120名(無料)ただし16日の講演会のみ130名
当日午前10時から整理券配布

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