Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術 @ 横浜美術館


ティタルビ「バヤン・バヤン・マハ・ケチル(小さきものの影)」(部分)2010年. シンガポール美術館蔵
Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術
2013年4月13日(土)-6月16日(日)
横浜美術館
http://www.yaf.or.jp/yma/
開館時間:10:00-18:00 入館は閉館30分前まで
休館日:木曜日

経済成長とともに世界からの注目が高まる東南アジア地域の8カ国のアーティストの作品を紹介する展覧会『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術』が横浜美術館にて開催される。
東南アジアという言葉で包括される地域では、宗教、民族的背景、政治思想の違いなど、常に自分と異なる人や文化への意識は基本的な事柄としてある。本展タイトルにあるジャングルという言葉は、サンスクリット語で「文明化されていない土地」を意味する「ジャンガラ」に由来する。しかし、本展では多民族、多宗教が同じ地域に隣り合って共生する国家、人間の様をジャングルと、そして、急速に成長する都市というコンクリート・ジャングルと、さらに、そのような状況から生まれる作品の多様性を捉える言葉として用いている。
参加アーティストは、日本で初めての展示となる第55回ヴェネツィア・ビエンナーレへの参加が決定しているインドネシアを代表する女性アーティストのティタルビや、前回のあいちトリエンナーレやワタリウム美術館など日本でも知られているタイのナウィン・ラワンチャイクン、瀬戸内国際芸術祭2013にも参加しているベトナムのジュン・グエン=ハツシバ、長年にわたり海の遊牧民を追ったシンガポールのザイ・クーニンなど。すべて1999年以降に制作された作品が紹介される。
会期中にはシンガポール美術館シニア・キュレーターのカイルディン・ホリや、コレクターの宮津大輔によるレクチャーと上映が行なわれる。なお、同展はシンガポール美術館の協力のもと、横浜美術館と熊本美術館の共同企画により開催される。

上映&トーク

カイルディン・ホリ(本展共同企画者、シンガポール美術館シニア・キュレーター)
上映作品:ヴァンディ・ラッタナ「爆弾でできた池」(2009)
4月14日(日)14:00-16:00(開場:13:45)
会場:横浜美術館レクチャーホール
定員:240名(無料)

宮津大輔(現代美術コレクター)
上映作品:ミン・ウォン、ホー・ツーニェン、アピチャッポン・ウィーラセタクン、ドン・サルバイバ(変更の可能性あり)
5月11日(土)14:00-16:00(開場:13:45)
会場:横浜美術館アートギャラリー2
定員:50名(無料)
※どちらも当日13時より整理券配布。

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