須藤由希子「鉢植えと家‐月島」2008年 ギャラリーイヴ蔵 courtesy of Take Ninagawa
ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉
2014年5月27日(火)-9月15日(月、祝)
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/
開館時間:10:00-17:00(ただし、金曜は19:00まで)入場は閉館30分前まで
休館日:月(7/21、8/11、9/15は開館。7/22は休館)
国立国際美術館では、1936年生まれの横尾忠則から1980年生まれの小西紀行まで異なる世代のアーティスト10組の作品を通して、「ノスタルジー」と「ファンタジー」のふたつのキーワードを考察する展覧会『ノスタルジー&ファンタジー 現代美術の想像力とその源泉』を開催する。
本展では、ふたつのキーワードを故郷を懐かしんだり、古き良き時代を思い返したりする心情をノスタルジー、そして、しばしば異なった記憶へと置き換えられる心の中の風景が飛躍して、夢と現実が交錯する世界をファンタジーと関係づけ、芸術作品の多くをファンタジーの世界であり、ファンタジーの源泉のひとつにノスタルジックなイメージがあると捉える。
過去の記憶に固執する人間の本性に向き合いながら、それを独自のイメージの世界へと昇華させる行為を営むアーティストの作品がノスタルジーとファンタジーという視点で構成される。参加アーティストは以下の通り。
横尾忠則、北辻良央、柄澤齊、棚田康司、淀川テクニック、須藤由希子、山本桂輔、小西紀行、小橋陽介、橋爪彩
会期中には、参加アーティストがイメージする「ノスタルジー&ファンタジー」を語る連続トークショーが全4回企画されている。
Left: 棚田康司「現れた少女」(部分)2011年. 作家蔵 撮影:宮島径 courtesy of Mizuma Art Gallery Right: 小西紀行「無題」2007年. 齊藤洋久氏蔵 撮影:木奥惠三 courtesy of ARATANIURANO
関連イベント
アーティスト連続トークショー
『現代美術とノスタルジー 最先端の試みをめぐって』
第1回 淀川テクニック「郷愁を拾い集める」
2014年6月7日(土)14:00-
第2回 小西紀行×小橋陽介×山本桂輔「僕らが見る世界の風景」
2014年7月5日(土)14:00-
第3回 須藤由希子×橋爪彩「技法が生み出す小宇宙」
2014年8月2日(土)14:00-
第4回 棚田康司「彫り出されたイメージの形」
2014年9月6日(土)14:00-
各回共通
司会進行:安來正博(国立国際美術館 主任研究員)
会場:国立国際美術館 地下1階講堂
定員:130名、無料
※当日10:00から整理券配布
淀川テクニック「宇野のチヌ」2010年 courtesy of the artists and Yukari Art. ※本展の出品作品ではありません
※無断転載禁止