第7回中之島映像劇場 日本の漫画映画の誕生と発展 草創期~1946年 @ 国立国際美術館


幸内純一「なまくら刀」[デジタル復元版/白黒ポジ染色版]1917年

第7回中之島映像劇場
『日本の漫画映画の誕生と発展 草創期~1946年 ――東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品を中心に――』
2014年3月14日(金)-3月16日(日)
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/

2014年3月14日から16日の三日間、国立国際美術館にて第7回中之島映像劇場『日本の漫画映画の誕生と発展 草創期~1946年 ――東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵作品を中心に――』が開催される。「描いた絵を動かしたい」という創造的欲求が生み出した、日本の漫画映画の草創期から1946年までを振り返り、「美術と映像」という視点から、広義の視覚表現として漫画映画を考察する。

本上映会は、明治時代後期と推定される印刷式漫画映画と、漫画映画の誕生、発展に影響与えた海外作品を振り返り、1917年に製作された最初の漫画映画をはじめ、戦前・戦中の興隆を辿り、敗戦後の1946年に製作された作品までを対象に、日本における漫画映画の歴史を回顧する試みのひとつとして、これまでの映画史とは異なる視点を提示する。また、最新の研究とフィルム発掘の成果を踏まえ、共催の東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵の35mmフィルムを中心に、他の機関からの借用も含め、長短49本の作品を全部で7つのプログラムに分けて紹介する。上映会担当は同館客員研究員の森下明彦。

国立国際美術館は1989年から映像作品の収集に取り組み、常設展示場での公開を開始。中之島移転後は定期的な上映会として、映像作品の紹介を継続する。さらに2008年には『Still/Motion 液晶絵画』を開催し、絵画と映像とが交錯し合う現代の美術表現を紹介している。2011年3月からは定期的な上映会を「中之島映像劇場」と名付け、メディアに立脚した、言葉の最も広い意味での「美術と映像」の歴史的な変遷を探り、現代の状況の解明を試みている。

2014年3月14日(金)
17:00- Aプログラム ※冒頭に解説付き

2014年3月15日(土)
11:00- Bプログラム ※冒頭に解説付き
13:00- Cプログラム
15:00- Dプログラム

2014年3月16日(日)
11:00- Eプログラム ※冒頭に解説付き
13:00- Fプログラム
16:00- Gプログラム ※冒頭に解説付き

会場:国立国際美術館B1階 講堂
定員:130名(無料、全席自由 ※各プログラム入れ替え制)
※各日、各プログラムごとに整理券(1名につき1枚)を配布
14日は15時より、15、16日は10時より配布開始
各プログラムの詳細はこちら(PDF)を参照。

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