福岡現代美術クロニクル 1970-2000 @ 福岡市美術館、福岡県立美術館

福岡現代美術クロニクル 1970-2000
2013年1月5日(土)-2月11日(月・祝)
福岡市美術館
http://www.fukuoka-art-museum.jp/
開館日時:火–日(ただし、1/14、2/11は祝日開館、翌日は休館)
9:30-17:30 ※入館は閉館30分前まで
福岡県立美術館
http://fpmahs1.fpart-unet.ocn.ne.jp/
開館日時:火–日(ただし、1/14、2/11は祝日開館、翌日は休館)
10:00-18:00 ※入館は閉館30分前まで

福岡の現代美術の30年を回顧する展覧会『福岡現代美術クロニクル 1970-2000』が福岡市美術館及び福岡県立美術館にて開催される。本展は両美術館が企画段階から連携し、同時開催を行なう初の共同企画展となる。
福岡の美術状況は、1950, 60年代に活動した前衛美術集団「九州派」が知られているものの、70年代以降、現在に繋がるさまざまな活動については十分に知られているとは言えない。本展では、地方都市である福岡に美術の「状況」を作るべく、福岡の作家同士、あるいは他都市(他国)のアーティストと福岡のアーティストが「交流」しあってきた結果としての福岡現代美術を紹介する。出品作家には、小山正、川原田徹、「ゾディアック」を結成した村上勝、小川幸一、のちのIAF芸術研究室となる「版画教室」を立ち上げた山野真悟、江上計太といった福岡を拠点としたアーティストのほか、80年代に天画廊で発表した経験を持つ川俣正や戸谷成雄、90年代にミュージアム・シティ・天神を中心に関係した森村泰昌、小沢剛、ナウィン・ラワンチャイクンら、影響を与えた他地域を拠点とするアーティストの名前があげられる。また、90年代に誕生したCCA北九州の協力により、ハミッシュ・フルトンのインスタレーションなども出品される。そのほか、松本俊夫、伊藤高志、森下明彦、伊奈新祐らをはじめ、充実した実験映像の上映を含む多角的な構成、展示が行なわれる。会期中にはシンポジウム、パフォーマンスの再演、80年代実験映画上映会などのイベント(詳細は下記URLを参照)が予定されるなど、展覧会とともに福岡県内における現代美術の系譜を美術史的な文脈で再検証を試みる。

http://www.fukuoka-art-museum.jp/jb/html/jb01/2012/chronicle/chronicle.html

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