アンリ・サラ @ 国立国際美術館


「アンサー・ミー」(2008), Film still ©Anri Sala2011. Courtesy of the artist, Marian Goodman
Gallery, New York; Hauser & Wirth; Johnen/Schöttle, Berlin, Cologne, Munich; Galerie
Chantal Crousel, Paris

アンリ・サラ
10月4日(火)–12月11日(日)
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/
開催日時:火–日(ただし、10月10日(月・祝)は開館、10月11日(火)は休館) 10:00–17:00(金曜のみ19時まで開館/入館は閉館の30分前まで)

アルバニア出身で現在はベルリンを拠点に制作を続けるアンリ・サラを紹介する、企画展が国立国際美術館にて開催される。
本展が、国内の美術館初の個展となるアンリ・サラは、映画やビデオ、写真作品で知られる。これまでにもヴェネツィア・ビエンナーレ、サンパウロ・ビエンナーレなどの国際展への参加や、ポンピドゥー・センターをはじめ世界各国の美術館における個展の開催、グループ展への参加を経験。国内でも2001年の横浜トリエンナーレや今年開催されたフレンチ・ウィンドウ展(森美術館)にて作品を発表している。
初期の作品では、旧社会主義国家出身という出自を背景にした政治的、自伝的要素を含む映像を発表する一方、音と空間の関係性を再構築することに強い興味を持ち続けていた。近年ではイメージと音への関心から、建築を取り巻く音やありふれた光景への注視といったテーマが作品に見受けられる。
本展は、音と建築をテーマにした近年の映像作品「ザ・クラッシュ」(2010)と「アンサー・ミー」(2008)の2点を中心に、そのほか、オブジェと写真作品群によって構成される。サラ本人が考えた展示構成によって、観賞者が映像作品の音とイメージに向き合う空間が展開される。会期中にはアーティスト・トークも予定されている。
また、同展会期中に、東京のカイカイキキギャラリーで個展が開催、東京日仏学院ではインスタレーションが展示される。

『アンリ・サラ』
10月14日(金)–11月10日(木)
カイカイキキギャラリー
http://gallery-kaikaikiki.com/

「アンリ・サラ インスタレーション No Window, No Cry」
10月13日(木)–11月11日(金)
東京日仏学院 102号室
http://www.institut.jp/
開館時間:祝日以外無休
月: 12:00-20:00、火-金: 9:30-20:00、土: 9:30-19:00、日: 9:30-18:00(ただし、102号室授業時間を除く)
アーティスト・トーク
11月13日(木)15:00-16:30
東京日仏学院 102号室
入場料無料、定員30名。予約:03-5206-2500

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