ショートフィルムズ・バイ・ミランダ・ジュライ Ver.2 [原美術館]


Photo by RJ Shaughnessy

※本イベントは定員となりましたため、予約受付を終了いたしました(原美術館メンバー、シアター・イメージフォーラム会員を除く)。何卒ご了承くださいませ。

本年1月、原美術館において開催されたミランダ ジュライの短編映画集の上映会は大きな注目を集め、予約受付開始から数分後には満席になる盛況ぶりでした。皆様からの「是非、再演を!」との強いご期待にお応えし、同じプログラムによる上映会を再度開催いたします。

2008年、横浜トリエンナーレで話題の的となった大型インスタレーション作品『廊下』や、外国文学としては異例の人気作となった短編小説集『いちばんここに似合う人』(刊行:新潮社)など、多方面で着実な活動を展開するミランダ ジュライ。先日までシアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)にて上映され、現在は全国各地で公開中の新作長編映画『ザ・フューチャー』も話題を集めています。
彼女の短編映画作品は、世界中の映画祭で上映されながらも日本では紹介の機会が少なかったため、多くのファンが上映会の開催を待ち望んでいました。
また、当日は、初期からミランダの作品を見てきている山下宏洋氏(イメージフォーラム フェスティバル ディレクター)によるアフタートークも開催いたします(日本語のみ)。

なお、現在、原美術館の所蔵作品となった『廊下』は、この春より、別館・ハラ ミュージアム アーク(群馬・渋川)にて開催中の「紡がれた言葉―ソフィ カルとミランダ ジュライ/原美術館コレクション展」において公開しております。

【会場】原美術館ザ・ホール 

【主催】原美術館、ダゲレオ出版

【日時】2013年4月13日 [土] 18:00-20:00(本編 計66分 +アフタートーク)

【参加費】一般2000円/学生1700円/原美術館メンバーシップ会員、シアター・イメージフォーラム会員1000円(入館料含む)

【申込受付開始日】2013年4月2日[火]午前11時より(予約制・先着順・定員80名)定員につき予約受付終了(原美術館メンバーを除く)

【申込方法】Eメールにてお申し込みください。メール表題に[4/13ミランダ ジュライ上映会申込] と明記の上、「お名前」「参加人数」「ご連絡先電話番号」をお知らせください。E-mail:info@haramuseum.or.jp

*受付開始日時以前のお申し込みは無効です。
*開催中の展覧会「ソフィ カル 最後のとき/最初のとき」は、17:50.までご覧いただけます。お早めにご来館ください。なお、上映フォーマットはすべてDVDで、多目的ホールでの上映となります。

■上映作品
『アトランタ』(10分/1996年)
12歳のオリンピック水泳選手とその母(ミランダ ジュライによる一人二役)が、「金メダル獲得の夢」を視聴者に語る。
『アマチュア』(18分/1998年)
「プロ」の女性が「アマチュア」の女性(ミランダ ジュライによる一人二役)を監視カメラを使ってモニターしている。彼女は4年半観察しているが、そのアマチュアの女性とは一度も話したことがない。しかし彼女はそこに何かを読み取っている。
『ネスト・オブ・テンズ』(27分/2000年)
日常的で個人的なコントロールの手法について描いた4つの物語。そのコントロールのシステムは直感的に育まれたものである。子供と大人の発達不全の障害者が紙・リスト・怪物・自らの身体でできたコントロール・パネルを操作する。
『毎日つよくなる』(7分/2001年)
行方不明になって、見つかることについて。家族のもとから連れ去られ、数年後に戻ってきた2人の少年の話。
『HAYSHA ROYKO』(4分/2003年) 
ポートランド国際空港で、3人の人物が空間とエネルギーの交感をする。
(5作品合計66分、日本語字幕付き、上映フォーマットは全てDVD)

■アフタートーク
山下宏洋氏(イメージフォーラム フェスティバル ディレクター)

[ミランダ ジュライ Miranda July]
1974年米国バーモント州生まれ。カリフォルニア州バークレー育ち。両親はともに作家で、出版社を営む。高校卒業後、カリフォルニア大学サンタクルズ校に進学するが中退し、オレゴン州ポートランドに移ってパフォーマンス・アーティストとして活躍。1997年からは映画も開始し、脚本・監督・主演した長編映画『キミとボクの虹色の世界』(2005年)でサンダンス映画祭の審査員特別賞を受賞、カンヌ国際映画祭ではカメラドール(新人監督賞)を含む4部門を受賞、一躍脚光を浴びた。シアター・イメージフォーラム(東京・渋谷)にて公開された映画最新作『ザ・フューチャー』は、その長編第2作であり、ベルリン国際映画祭(2011年)コンペ部門に出品された。
現代美術家としても、パフォーマンス、ウェブを使ったアート、サウンド(ヴォイス)アートなど多彩な表現活動を続け、ニューヨーク近代美術館、グッゲンハイム美術館、ヴェネツィアビエンナーレ、ホイットニービエンナーレ等で展観されている。アーティストのハレル・フィッチャ―と共同で参加型ウェブサイト『Learningtoloveyoumore』を立ち上げ、2007年に同サイトの書籍版(プレステル社)も刊行。作品は現在、サンフランシスコ現代美術館に所蔵されている。
日本では、2008年、横浜トリエンナーレへ『廊下』を出品し、大きな反響を呼んだ。2009年、ヴェネツィアビエンナーレのために制作したインタラクティブ・スカルプチャー・ガーデン『Eleven Heavy Things』は、その後ニューヨークのユニオンスクエアでも発表され、現在はロサンゼルス現代美術館に展示されている。
また一方で、2001年ごろから パリス・レヴュー、ハーパーズ、ザ・ニューヨーカー等の雑誌に小説を発表しはじめる。初めての小説集となる短編小説集『いちばんここに似合う人』(2007年)はフランク・オコナー国際短編賞を受賞、20カ国で出版された。次作の『It Chooses You』が新潮社より近々邦訳(岸本佐知子訳)発行予定である。現在、ロサンゼルス在住。

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「ソフィ カル―最後のとき/最初のとき」
2013年3月20日[水・祝]-6月30日[日]

「坂田栄一郎─江ノ島」
7月13日[土]-9月29日[日]

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http://twitter.com/HaraMuseumARC (@HaraMuseumARC)

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原美術館ウェブサイト
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