前編はこちら 教育、文化、学術を排他的に自立させぬことには成立しない省庁的な行政区分では、ひとたびこの領域を文部省が所轄するようになれば、文化をめぐる為政から市場原理や産業的奨励が排除されるのは当然のことだろう。むずかしいのは、市場原理や産業指数に代わって文化がおのれの価値を自己View More >

前編はこちら 教育、文化、学術を排他的に自立させぬことには成立しない省庁的な行政区分では、ひとたびこの領域を文部省が所轄するようになれば、文化をめぐる為政から市場原理や産業的奨励が排除されるのは当然のことだろう。むずかしいのは、市場原理や産業指数に代わって文化がおのれの価値を自己View More >
件名:ノーテーション的につくること 田中さんの第3信はこちら|往復書簡 田中功起 目次 ようやくスパークリング・ワインがおいしい季節になりましたね。もう2年くらい前のことでしょうか、田中さんのポッドキャスト「言葉にする」の録音を僕の家でしたときに、赤ワインを2本飲んだこと、覚えてView More >
Shusaku Arakawa has passed away. I had the opportunity to meet the artist, who was known professionally outside of Japan by his surname, sevView More >
写真: 荒木経惟 存在が非在の衰弱体であることを身を持って我々に示された、奇蹟の舞踏家である。 土方巽と共に一方の舞踏の始祖として103歳という命を生き、 その横たわった死の姿もまた舞踏である。 その姿は我々舞踏の使徒にとって大いなる慈悲の光であるとともに、 胸元に突きつけられたView More >
Louise Bourgeois inside Articulated Lair (Collection Museum of Modern Art, New York) in 1986. Photo Peter Bellamy, courtesy Hauser & WiView More >
ハンス・ウルリッヒ・オブリスト+侯瀚如(ホウ・ハンルウ) 往復書簡 ビギニング、ビギニング、ビギニング ーいくつものはじまりー 親愛なるハンルゥへ 手紙ありがとう。そして、リヨン・ビエンナーレの成功おめでとう。君からの手紙を受け取った後、アートイットが紙媒体での出版View More >
荒川修作(1936-2010)が逝った。 彼とは数回会ったことがある。1980年代に、名古屋でICA名古屋を運営していたときに、ギャラリーたかぎでオーナーの高木啓太郎氏に紹介されたのが最初だった。そのときには、彼は話しかけるというより、少しくぐもった声で、つぶやくように、日本の事View More >
ニューヨーク州では最近ふたつの展覧会『マリーナ・アブラモヴィッチ:The Artist is Present』(ニューヨーク近代美術館)と『キャロリー・シュニーマン:Within and Beyond the Premises』(サミュエル・ドースキー美術館、ニューヨーク州立大学View More >
ジュディ・アニア 2007年、東京、森美術館での『笑い展 現代アートに見る「おかしみ」の事情』を企画した片岡真実は、同展のカタログの中でアートの重要な役割のひとつに「固定化し、安定しようとする思考や認識の海に小石を投げ、水面を揺らすことにある」と述べている。 その「水面の揺れ」こView More >
”お水スーツ”の吸引力 地方出張に行った夜、ひとりビジネスホテルの狭い部屋で飲む気にもなれず、地元のスナックのドアを、おそるおそる空けてみる。それなりに歳をとって、どんな高級料理店だろうが怖じ気づいたりはしないが、知らない町の、知らないスナックのドアを開ける瞬間は、いまだに緊張しView More >