ニューアートシーン・イン・いわき「竹内公太展 浜の向こう」@ いわき市立美術館


竹内公太《シューティング(コールドクリーク)》2021年 写真

 

ニューアートシーン・イン・いわき
竹内公太展 浜の向こう
2022年11月3日(木・祝)– 12月18日(日)
いわき市立美術館 1階ロビー
http://www.city.iwaki.lg.jp/artmuseum.html
開館時間:9:30–17:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月
企画担当:植田玲子(いわき市立美術館学芸員)
展覧会URL:http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1655598229174/index.html

 

いわき市立美術館では、いわきゆかりの現代作家を紹介する「ニューアートシーン・イン・いわき」の第48回目の企画として、国内外の数々の展覧会に参加し、六本木クロッシングやTokyo Contemporary Art Awardの展示も控える竹内公太の個展『浜の向こう』を開催する。

竹内公太(1982年兵庫県生まれ)は、2008年東京藝術大学美術学部先端芸術表現学科を卒業し、2012年いわき市に移住。パラレルな身体と憑依をテーマに、時間的・空間的隔たりの越境を試みる作品制作を展開、メディアと人間との関係を探りながら、作者自身と鑑賞者の疑似的な共有経験を提供している。SNOW Contemporaryで個展を重ねるほか、福島の森美術館(2013)、ロンドンのArts Catalyst(2016)での個展、『Don’t Follow the Wind』(東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う帰還困難区域某所、福島、2015-)、第6回アジア・アート・ビエンナーレ(国立台湾美術館、台中、2017)などで作品を発表。指差し作業員の代理人として、『GLOBALE:GLOBAL CONTROL AND CENSORSHIP』(ZKM、カールスルーエ、2015)、『Japanorama. A new vision on art since 1970』(ポンピドゥー・センター・メッス、2017)、『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-』(東京都現代美術館、2019)などに参加。2022年12月には『六本木クロッシング2022展:往来オーライ!』(森美術館)、2023年3月には『Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展』(東京都現代美術館)が控えている。

 


竹内公太《ブックマーク》2013-2015年 映像インスタレーション、モニター 12個

 

竹内はこれまでにも、第二次世界大戦中に使用された風船爆弾の行方を追う空撮(《盲目の爆弾、コウモリの方法》2019-2020)、原発事故収束作業の現場から原発事故を取り巻くメディアの在り様を描いた《指差し作業員の代理人》(2011- ※竹内は2011年東京電力福島第一原発のライブカメラを指差した人物「指差し作業員」の代理人として、作品の編集、展示を代行)といった福島に関連がある作品や、常磐湯本にあった明治時代建設の映画館の解体に取材した映像インスタレーション《三凾座の解体》(2013)のようにいわき市をフィールドにした作品を発表してきた。本展では、現代から近代、いわきから世界へと時間的空間的距離を軽々と行き来する竹内の今を紹介する。

展示会期に先立ち、竹内らによるレクチャーや植田玲子(いわき市立美術館学芸員)と渡辺千香(いわき市勿来関文学歴史館)による文学歴史館および勿来町関田周辺のツアーを開催。会期中もアーティストトークやドローイングワークショップ、竹内のほか、瀬尾夏美(アーティスト)と小森はるか(映像作家)をゲストに迎えたスペシャルトークなどを開催する。

 


竹内公太《盲目の爆弾、コウモリの方法》2020年 映像

 

関連イベント ※スペシャルトーク「浜の向こう」以外の申込は、いわき市立美術館で電話受付(0246-25-1111)
レクチャー ※既に終了
講師:竹内公太ほか
2022年10月9日(日)14:00-16:00
会場:いわき市立美術館 セミナー室
定員:20名程度(要事前申込、9月9日受付開始、先着順)

ツアー ※既に終了
案内人:植田玲子(いわき市立美術館学芸員)、渡辺千香(いわき市勿来関文学歴史館)
2022年10月16日(日)10:00-12:00(荒天延期)
場所:いわき市勿来関文学歴史館および勿来町関田周辺
定員:10名程度(要事前申込、9月9日受付開始、先着順)

アーティストトーク Part 1
講師:竹内公太
2022年11月6日(日)14:00-15:30
会場:いわき市立美術館 セミナー室、1階ロビー(展示会場)
定員:20名程度(要事前申込、10月9日受付開始、先着順)

ドローイングワークショップ「記憶から絵を描いてみる会」
講師:竹内公太
2022年11月20日(日)10:00-15:30
会場:いわき市立美術館 実技講習室
定員:10名程度(要事前申込、10月9日受付開始、先着順)

ギャラリートーク
講師:植田玲子(いわき市立美術館学芸員)
2022年11月27日(日)14:00-15:30
会場:いわき市立美術館 1階ロビー
定員:20名程度(要事前申込、10月9日受付開始、先着順)

スペシャルトーク「浜の向こう」
講師:竹内公太 x 瀬尾夏美(アーティスト)× 小森はるか(映像作家)
2022年12月10日(土)14:00-15:30
会場:いわき芸術交流館アリオス 小劇場
定員:40名程度(要事前申込、アリオスチケットセンター(0246-22-5800/火曜定休)で11月3日申込受付開始)

アーティストトーク Part 2
講師:竹内公太
2022年12月18日(日)14:00-15:30
会場:いわき市立美術館 1階ロビー
定員:10名程度(要事前申込、11月3日受付開始)

 

 


同時開催
生誕110年 傑作誕生・佐藤忠良
2022年11月5日(土)– 12月18日(日)
いわき市立美術館 2階企画展示室
http://www.city.iwaki.lg.jp/www/contents/1652412881636/index.html

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