ルイザ・ランブリ @ ギャラリー小柳


Luisa Lambri, Untitled (Centro Galego de Arte Contemporánea, #15 / #16 / #17) (2008) © Luisa Lambri / Courtesy of Gallery Koyanagi

 

ルイザ・ランブリ
2021年1月15日(金)- 3月19日(金)
ギャラリー小柳
https://www.gallerykoyanagi.com/
開館時間:12:00-19:00
休館日:日、月、祝

 

ギャラリー小柳では、近代建築を脱構築するような女性的なまなざしで建築における内と外、光と空間の関係性を捉えた抽象的な写真作品で知られるルイザ・ランブリの個展を開催する。

ルイザ・ランブリ(1969年イタリア、コモ生まれ)は、近代建築史、とりわけ住宅建築を中心に、建築における空間と体験の関係性を写真を主なメディウムに探求している。アルヴァ・アールト、ミース・ファン・デル・ローエ、オスカー・ニーマイヤー、ルイス・バラガン、フランク・ロイド・ライトなど近現代建築を代表する建築家が手掛けた建築を対象としつつも、内と外を意識させるようなドアや窓、階段といった細部、天井、壁面、床面などを捉えた抽象的な写真は、建築家の存在を背景に、空間におけるランブリ自身の経験を浮かび上がらせる。ランブリは1999年に第48回ヴェネツィア・ビエンナーレでハラルド・ゼーマンがキュレーションを手掛けたイタリア館の展示に4人の女性のアーティストとともに参加し、自身の生まれ故郷にあるジェゼッペ・テラーニが設計したサンテリア幼稚園とカサ・デル・ファッショの内部空間を撮影した、空間の体験や空間が呼び起こす主観的な記憶について探究した写真の連作と映像作品を発表。同館は国別パビリオン部門の金獅子賞を受賞。2000年頃に妹島和代の建築に感銘を受け、妹島が手掛けた建築の撮影に取り組みはじめる。金沢21世紀美術館の撮影も手がけ、同シリーズを『妹島和世+西沢立衛/SANAA』(金沢21世紀美術館、2005)に出品。2010年に妹島がアーティスティック・ディレクターを務めた第12回ヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展にも参加している。そのほか、2008年のアーティスト・イン・レジデンスをきっかけに異なる季節を撮影するためにその後も複数回にわたって訪れたボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館で、2012年にその成果を個展『Portrait』と同名写真集という形で発表。近年はメトロポリタン美術館の分館「メット・ブロイヤー」でのバス・プリンセンとの二人展『Breuer Revisited: New Photographs』(2017)やシカゴ建築ビエンナーレ(2017)などで作品を発表している。日本国内では、ギャラリー小柳のほか、『現代の写真Ⅱ「反記憶」』(横浜美術館、2000)、『イメージの首飾り-現代イタリア美術にみる家族、政治、信仰のかたち』(原美術館、2001)、『20世紀イタリア展 みつけた、100の物語』(東京都現代美術館、2001)、『眠り/夢/覚醒』(川村記念美術館、2002)、『建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”』(東京都現代美術館、2011)などで作品を発表。2021年にはミラノの現代美術パビリオン(PAC)で個展『AUTORITRATTO』が控えている。

本展では、金沢21世期美術館を撮影した作品を含む過去作品7点を展示予定。

 


Luisa Lambri, Untitled (21st Century Museum of Comtemporary Art, #02) (2007) © Luisa Lambri / Courtesy of Gallery Koyanagi


Luisa Lambri, Untitled (21st Century Museum of Comtemporary Art, #03) (2007) © Luisa Lambri / Courtesy of Gallery Koyanagi

 

※1月16日、「過去作品8点を展示予定」を「過去作品7点を展示予定」に修正。最上部の画像を差し替え。

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