Akiko Hashimoto, Curtain (2020) mixed media, 制作協力：資生堂, Installation view at The 14th shiseido art egg, Shiseido Gallery, Photo by watsonstudio © Akiko Hashimoto
橋本晶子『I saw it, it was yours.』
2021年9月11日（土）– 10月30日（土）
ギャラリー小柳
https://www.gallerykoyanagi.com/
開場時間：12:00–18:00
休館日：日、月、祝（ただし、10/22、10/28は休廊）
ギャラリー小柳では、緻密に描写された鉛筆画と、その作品群が展示空間と呼応することで生み出す風景により、昨年の資生堂ギャラリーの公募展にて「shiseido art egg賞」を受賞した橋本晶子の個展『I saw it, it was yours.』を開催する。
橋本晶子（1988年東京都生まれ）は、植物やグラス、鳥などをモティーフに緻密に描写した鉛筆画と、家具や小物、光と影とを巧みに配置し、互いを緩やかに繋ぎ合わせることで、空間に潜むもうひとつの風景を生み出し、作品が創り出す静かな空間と現実の空間を行き交う体験を鑑賞者にもたらす展示を試みてきた。橋本は武蔵野美術大学大学院在学中にシェル美術賞 木ノ下智恵子審査員賞を受賞。2015年に武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻を修了。2018年には古いマンションの一室を会場に個展『It’s soon.』（Little Barrel、東京）を開催。また、同年、武蔵野美術大学パリ賞の受賞により渡仏。1年間の滞在期間に滞在先のCité internationale des artsのアトリエにて個展『Yesterday’s story』、翌2019年に個展『Will it rain?』を開催している。また、前述の通り、2020年には資生堂ギャラリーの公募展『shiseido art egg』にて、個展『Ask him』を開催し、大賞の「shiseido art egg賞」を受賞した。
本展では、前述した資生堂ギャラリーでの個展『Ask him』で展示した、トレーシングペーパーにカーテンを描いた巨大な鉛筆画に新作を組み合わせ、ギャラリーに新たな風景をつくりあげる。