HIROSHI SUGIMOTO | Past Presence ギャラリー小柳

Hiroshi Sugimoto, Past Presence 001, Tall Figure, III, Alberto Giacometti, 2013, gelatin silver print, © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi, depicted artwork © Succession Alberto Giacometti (Fondation Giacometti, Paris + ADAGP, Paris) 2020

 

2020年6月5日|【重要・更新】ギャラリー再開のお知らせ

ギャラリー小柳は、6月9日(火)より当面のあいだ予約制にてギャラリーを再開いたします。
大変お手数をお掛けいたしますが、ウイルス感染拡大防止のためご協力いただけますよう、
何卒よろしくお願い申し上げます。

予約制については下記リンクをご確認ください。
https://www.gallerykoyanagi.com/jp/exhibitions/reservation/

 

杉本博司| Past Presence
2020年3月14日(土)〜8月29日(土)
*会期延長となりました。

開廊時間:11:00〜19:00
休廊日:日・月・祝祭日[夏季休廊:8月11日-15日]
ギャラリー小柳

この度ギャラリー小柳では、杉本博司の個展『Past Presence』を開催いたします。
ギャラリー小柳での個展は、2014年以来6年ぶりとなります。

本展では、国内初公開となる「Past Presence」シリーズから新作4点を展示いたします。本シリーズでは、杉本の長年のテーマである時間と歴史を20世紀のモダン・マスターズの作品群によって探求しています。ジャコメッティ、ブランクーシ、ピカソ、マグリットなど、それぞれの作品を写した写真は彼の「建築」シリーズと同様に、無限の二倍の焦点(twice as infinity)で撮影されています。意図的にぼかされた写真はアーティストの理想的なフォルムや、脳内で発想されたイメージそのままの姿を浮かび上がらせ、私たちはそのなかに無意識のうちに馴染みのあるかたちを見出そうとします。杉本の表現はこのように私たちの視覚的記憶を呼び起こし、イメージとはどのように記憶されているのか——イメージは正確な記憶として想起されるのか——杉本は見る者に作品を取り巻くディテールを取り除き、作品本来の概念や本質を顧みるよう投げかけます。

なお、4月4日(土)より京都市京セラ美術館では「杉本博司 瑠璃の浄土」、細見美術館では「飄々表具 —杉本博司の表具表現世界—」が開催予定です。また、4月23日(木)から始まる森美術館でのグループ展「STARS展:現代美術のスターたち——日本から世界へ」にも参加いたします。あわせてご高覧頂ければ幸いです。

 

 

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