
東京都とトーキョーアーツアンドスペース(公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館)が、海外での活動に意欲をもつ中堅アーティストを対象にしたTokyo Contemporary Art Award(TCAA)の6回目の募集を、2025年6月9日より開始する。
2018年に設立されたTCAAは、賞金300万円のほか、海外での活動支援(上限200万円)、東京都現代美術館での展示機会、モノグラフの作成や海外発信支援など、複数年にわたる継続的な支援を提供し、中堅アーティストの海外展開を含む更なる飛躍の促進を目的としている。選考委員による推薦と公募を併用し、書類選考やスタジオ訪問、候補者との対話などを経て2名の受賞者を選出する。過去には、風間サチコと下道基行(第1回|TCAA 2019-2021)、藤井光と山城知佳子(第2回|TCAA 2020-2022)、志賀理江子と竹内公太(第3回|TCAA 2021-2023)、Saeborgと津田道子(第4回|TCAA 2022-2024)、梅田哲也と呉夏枝(第5回|TCAA 2024-2026)が選ばれている。
選考委員は、高橋瑞木(CHAT 館長兼チーフキュレーター)、野村しのぶ(東京オペラシティアートギャラリー シニア・キュレーター)、レズリー・マ(メトロポリタン美術館 ミン・チュー・シュウ&ダニエル・シュー 近現代美術部門 キュレーター)、近藤由紀(トーキョーアーツアンドスペース プログラムディレクター)の4名に、本年より、ホセリーナ・クルス(マニラ現代美術デザイン美術館(MCAD)ディレクター兼キュレーター)、近藤健一(森美術館 シニア・キュレーター)の2名が新たに加わる。
応募資格や応募方法の詳細、アプリケーションパッケージのダウンロードは、公式ウェブサイトを参照。アプリケーションの提出は6月25日23時(日本時間)まで。
TCAA2026-2028 | 公募開始!: https://tokyocontemporaryartaward.jp/news/250604.html
歴代受賞者
2024–2026|梅田哲也、呉夏枝
2022–2024|Saeborg、津田道子
2021–2023|志賀理江子、竹内公太
2020–2022|藤井光、山城知佳子
2019–2021|風間サチコ、下道基行