特別展「ノー・バウンダリーズ」
2025年2月22日 – 6月1日
国立国際美術館、大阪
企画:植松由佳(国立国際美術館学芸課長)
特別展「ノー・バウンダリーズ」 @ 国立国際美術館
2025年2月22日 - 6月1日
2025年2月22日 - 6月1日
特別展「ノー・バウンダリーズ」
2025年2月22日 – 6月1日
国立国際美術館、大阪
企画:植松由佳(国立国際美術館学芸課長)
第27回中之島映像劇場は、大阪府吹田市の千里丘陵で日本万国博覧会(大阪万博)が開幕した1970年3月15日の55年後にあたる2025年3月15日に、国立国際美術館とも接点を持つこの出来事を当時発表された映像とともに振り返る。
所蔵作家約20名の現代美術作家の作品を通して、現代社会におけるさまざまな「境界(バウンダリー)」をテーマに、日常や価値観がどのように形成されているのかを可視化するとともに、社会に存在する既存の枠組みを解体し、新たな視座の提示を試みる。
記号化された女性像ではなく、個性や歴史を持った個人としての「彼女」の肖像に、現代の作家たちが何を託し、どのような社会や歴史、関係性が表象されているかに着目し、厳選した約100点の作品を展示。
美術家・梅津庸一の2000年代半ばから始まった仕事を総覧する展覧会。「この国で美術家として生きることはいかにして可能なのか?」という問いかけを起点に、展覧会を通して「人がものをつくる」という行為の可能性について再考する。
ホーム・スイート・ホーム
2023年6月24日 – 9月10日
国立国際美術館
キュレーター:植松由佳(国立国際美術館学芸課長)
歴史、記憶、アイデンティティ、私たちの居場所、役割等をキーワードに表現された作品群から、私たちにとっての「ホーム」——家そして家族とは何か、私たちが所属する地域、社会の変容、普遍性を浮かび上がらせることを試みる展覧会が開催。
25回目となる中之島映像劇場は、京都を拠点に国内外で活動するアーティスト、田中功起をゲストに迎え、作品の上映と対話を通じて、現代美術と映像をめぐる諸問題を検討するとともに、映像表現の軌跡に映し出され た、アーティストの芸術実践のひろがりを逆照射する。
「ケア」という主題から戦後日本のドキュメンタリー映画に流れる水脈に光をあてたプログラムを上映を通じて、単なる介護や福祉の場の記録ではなく、映画がどのようにケアの空間に寄り添い、容易に答えの出ない問いと向かい合ってきたかを考える機会を提供する。
昨年度新たに購入したメル・ボックナーの《セオリー・オブ・スカルプチャー(カウンティング)&プライマー》を収蔵後初展示。同館コレクションからボックナーと同時代に活躍した日本人アーティストの作品とともに、コンセプチュアル・アートについて考察する。