アーティスト集団「オル太」のメンバーとして活動するメグ忍者の連載。第二回は、卵巣腫瘍と子宮筋腫を取り除く手術を受けたメグ忍者が、術後に感じた身体の痛みや入院中の心境、腫瘍発見から手術に至るまでの経緯を克明に綴る。
コラム
連載 メグ忍者 Drawing and Sleeping 第一回
アーティスト集団「オル太」のメンバーとして活動するメグ忍者の新連載。第一回は、ひと月の短い期間に自身の結婚式、神津島でのパフォーマンス、父との別れを経験した過程を詳細につづり、現実と向き合うため過去を振り返る。
【特別連載】杉田敦 ナノソート2021 #02「ドクメンタを巡るホドロジー(中)」
ドクメンタ15を断念した美術批評家の杉田敦は、ホドロジーという研究姿勢を確認しつつ、コソヴォ共和国の首都プリシュティナで開かれたマニフェスタに向かう。マニフェスタに関する考察を通じて見えてきたものとは。
【特別連載】杉田敦 ナノソート2021 #02「ドクメンタを巡るホドロジー(前)」
ドクメンタを訪れるべきか訪れないべきか。継続してきた経験を手放し、異なる経路を選んだ杉田は、立ち止まり、時に過去を振り返りながら、ドクメンタを巡る別様の考察を進める。
【特別連載】杉田敦 ナノソート2021 #01「女たちのテントと実験室(後)」
時代を遡り、過去のある国際展で覚えた違和感をきっかけに昨年再開した「ナノソート」。ニコラ・ブリオーが「関係性の美学」の下に提示した視点を再考するために、基本的な態度をなんども確認しながら歩を進める。
ホー・ツーニェン《ヴォイス・オブ・ヴォイド – 虚無の声》レビュー
YCAMとの約2年間にわたるコラボレーションを通じて制作されたホー・ツーニェンの新作《ヴォイス・オブ・ヴォイド – 虚無の声》。馬定延は、同作の「声」を手がかりに、京都学派、そして、ひとつの枠組みに囚われない「歴史の主体」に関心を寄せるホーの視座を探る。
【特別連載】杉田敦 ナノソート2021 #01「女たちのテントと実験室(前)」
現代美術を考えるのではなく、現代美術で考える実戦としての「極小の思考」。当時滞在していたポルトガルを拠点にヨーロッパを歩いた2017年の連載につづく「ナノソート2021」は、時代を遡り、過去のある国際展で覚えた違和感をきっかけにはじまる。
艾未未のことば19:成都警察が艾未未を殴打した事件を描く「老媽蹄花」に関する対話
成都警察が艾未未を殴打した事件を描く「老媽蹄花」に関する対話 [1] 責任編集・翻訳 / 牧陽一 香港陽光華語衛視[china SUN TV]のインタヴュー(2010年6月11日)より 牧研究室のTシャツ(フェイクスタジオより) 香港陽光華語衛視(以下View More >
【特別連載】杉田敦 ナノソート2017 no.8「南、それは世界でもある」
極小の思考はドクメンタが閉幕したギリシア、そして、詩人サッポーのセクシャリティに由来して、以後それを示すための名称として知られることになったその島に向かう。約一年にわたって続いた特別連載最終回。
田中功起 質問する 15-6:藤田直哉さんから3
第15回(ゲスト:藤田直哉)― 展覧会の「公共性」はどこにあるのか 批評家の藤田さんとの往復書簡。藤田さんからの最後の手紙は、アレントによる『人間の条件』を参照しながら、芸術にとっての「公共」の意味を考えます。