和歌山県立近代美術館のコレクション展では、所蔵品を通じて幅広い美術の表現に接していただけるよう、季節ごとに展示を替え、その紹介を続けています。今回の展示では、同時開催の「ミティラー美術館コレクション展」に関連し、インドに関連する作品を入り口に、秋から冬への季節感あふれる日本画、館蔵の名品、そして特集として田中恒子氏からご寄贈いただいた作品を紹介します。
当館には多くの方々から多様な作品をご寄贈いただいていますが、田中恒子氏からの寄贈作品は特に異彩を放つものです。住居学の研究者であった田中氏は、丁寧な暮らしを提唱して多くの作品を収集。27歳で夭折した西田潤の作品《No.3-A 絶》を皮切りに、当館に一括してコレクションご寄贈のお申し出をいただき、2009(平成 21)年に展覧会『自宅から美術館へ』で紹介しました。その年度にご寄贈いただいたのは819点でしたが、その後も続けて太田三郎の新作などを加え、現在までに1399点をご寄贈いただいています。この展覧会ではその中から特に近年ご寄贈いただいた作品を中心に、およそ150点をご紹介します。
会場 | 和歌山県立近代美術館 1階展示室A |
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会期 | 2022年10月08日(土)~12月25日(日) |
開館時間 | 9時30分〜17時[入場は16時30分まで] |
休館日 | 月曜日(ただし、10月10日は開館し、翌10月11日休館) |
観覧料 | 一般 350(270)円、大学生 240(180)円 ( )内は 20 名以上の団体料金 *高校生以下、65 歳以上の方、障害者、県内に在学中の外国人留学生は無料 *10月22日、11月26日、12月24日(毎月第4土曜日)は「紀陽文化財団の日」として大学生無料 *11月19日(土)、11月20日(日)は「関西文化の日」により入場無料 *11月22日(火)は「和歌山県ふるさと誕生日」により入場無料 *12月4日(日)は入場無料 |
主催 | 和歌山県立近代美術館 |
関連事業 | 和歌山県立近代美術館のサイトをご覧ください |