あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの

あざみ野フォト・アニュアル とどまってみえるもの

[出品作家]宇田川直寛、川島崇志、木原結花、チバガク、新居上実、平本成海、吉田志穂
[コ・キュレーター]菅沼比呂志

2021123日(土)–214日(日)
横浜市民ギャラリーあざみ野 展示室1
開場時間=10:00–18:00
休館日=1月25日(月)
入場無料
主催=横浜市民ギャラリーあざみ野(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
協力=城西国際大学メディア学部、東京工芸大学芸術学部写真学科、日本写真芸術専門学校、PGI、武蔵野美術大学、ユミコチバアソシエイツ
HP:https://artazamino.jp/event/azamino-photo-20200214/

 

2000年以降、写真表現はデジタル技術の進歩やオンラインネットワークの普及によって、新たな可能性を示してきました。そして2020年、コロナ禍において外出が制限されるなどの条件下、その表現形態にも新たな側面を見せつつあります。 4月に緊急事態宣言が出され、人々は移動を制限され、多くがその影響を受けるなか、外界の世界をモティーフとする写真家へも様々な影響を及ぼしました。写真を学ぶ学生たちも、自宅から出ないで写真を撮ることを余儀なくされ、“家の中で何かを撮れ”という新たな課題が課せられたのもその一例です。
現代の写真表現を紹介するシリーズ「あざみ野フォト・アニュアル」2020年度の企画展では、写真の在り様を拡張し続けている宇田川直寛、川島崇志、木原結花、チバガク、新居上実、平本成海、吉田志穂の7人の若手作家を紹介しながら、こうした状況下における写真表現の可能性について探ります。
写真という表現手段、媒体は、その誕生(1839年)以降、写真でしか出来ない表現を追求し、モダニズムの文脈の中で、その存在理由を示そうとしてきました。一方、今日では、テクノロジーの日進月歩によって、益々その表現の幅を広げることで、写真表現の独自性を集約することすら不可能な時代に入っているのもまた事実ではないでしょうか。コロナ禍という例外的な状況は一つの契機に過ぎないとは言え、表現者に様々なレベルで影響を与え、そして今、この瞬間も変化を強いています。本展を通じて、常態ではない事態における表現の在り様を観ていただければ幸いです。

宇田川直寛/Backward Walking Problem(後ろ歩き問題)シリーズより/2020/インクジェットプリント

川島崇志/The Map attracts me more than The Territory #001「地図は領土よりも興味深い」シリーズより/2014

木原結花/行旅死亡人/2019

チバガク/study(m,g-itbd)/2019

新居上実/untitled/「家」シリーズより/2020/インクジェットプリント

平本成海/H01532/2020/archival carbon pigment print

吉田志穂/測量|山/2016

 

[関連イベント]

●クロストーク#1 申込み

日時=123日(土)14:00-16:30
出演=木原結花、チバガク、平本成海、吉田志穂
聞き手=菅沼比呂志(コ・キュレーター)、天野太郎(横浜市民ギャラリーあざみ野主席学芸員)
会場=3階 アトリエ
定員=35名程度
※参加無料、要事前申込(先着順)
※保育あり(詳細はお問合せください)

●クロストーク#2 申込み

日時=130日(土)14:00-16:30
出演=宇田川直寛、川島崇志、新居上実
聞き手=菅沼比呂志(コ・キュレーター)、天野太郎(横浜市民ギャラリーあざみ野主席学芸員)
会場=3階 アトリエ
定員=35名程度
※参加無料、要事前申込(先着順)
※保育あり(詳細はお問合せください)

 

【イベントのお申込方法】

「ホームページの申込みフォーム」「直接来館(アートフォーラムあざみ野2階事務室)」
のいずれかでお申込みください。

・複数のプログラムに参加ご希望の方は、お手数ですが別々にお申込みください。
・提供された個人情報は今回の事業実施のためだけに使用し、その他の目的で使用することはありません。

【保育について】

「保育あり」のプログラムにご参加の方は、プログラム時間中に主催事業保育料金にて1階の保育室(予約制、対象年齢:1歳6ヶ月~未就学児)をご利用いただけます。詳細はアートフォーラムあざみ野「子どもの部屋」(Tel.045-910-5724)までお問合せください。
※2か月~1歳5ヶ月児の保育につきましてはご相談ください。

 

●あざみ野フォト・アニュアルとは

横浜市民ギャラリーあざみ野では、収蔵する横浜市所蔵カメラ・写真コレクションを活用し、様々な切り口で紹介するコレクション展と、写真表現の現在を切りとる企画展を毎年開催しています。

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