企画展「水墨の魔術師 浦上玉堂 真の文人画家、ここにあり」開催中

10月26日より企画展「水墨の魔術師 浦上玉堂 真の文人画家、ここにあり―岡山県立美術館コレクション 倉敷大原家伝来受贈作品、関東初公開!」が始まりました。

浦上玉堂は、岡山藩の支藩鴨方藩士として勤務していました。江戸詰めも経験し、多くの著名な儒学者や文人画家らとも交友しました。また、琴の名手でもあった玉堂は、しばしば雅会を主催して自ら弾琴し、詩を詠み、それを揮毫し、七絃琴の製作までもしており、まさに文人といえる存在です。そして玉堂は、50歳の時に全ての役職を捨て、各地を遊歴しながら本格的に絵を描くようになります。

本展では岡山県立美術館の特別協力により、倉敷の素封家大原家からの受贈作品を含めたコレクションから約90点を関東で初めて紹介する貴重な機会です。

美しい水墨の世界が広がるだけでなく、玉堂ゆかりの品や琴の演奏CDもお楽しみいただけます。

また、特別展示として画家・浅見貴子による、玉堂の研究資料と作品も紹介。玉堂の模写を通して、玉堂がどのような筆を使ったのか、作品の魅力に迫る映像も上映しています。

11月23日(土)にはトーク&デモ「玉堂の筆、模写を通してわかったこと」を開催し実演も行います。

貴重なコレクションがまとめて紹介されるまたとない機会、ぜひお見逃しなく!

 

企画展「水墨の魔術師 浦上玉堂 真の文人画家、ここにあり―岡山県立美術館コレクション 倉敷大原家伝来受贈作品、関東初公開!」

2024年10月26日(土)~12月22日(日)

開館時間:9時30分~17時(最終入館は閉館の30分前)

観覧料:一般1200(1000)円、大高生600(500)円、中学生以下は無料。※()内は20名以上の団体料金。

無料日:11月3日(日・文化の日)

 

・イベント

11月16日(土)13時30分~ 担当学芸員によるギャラリートーク

11月23日(土)トーク&デモ「玉堂の筆、模写を通してわかったこと」 講師:浅見貴子氏(画家)

※事前予約制・先着順https://www.art.pref.tochigi.lg.jp/event/event01.html#ev-gyokudo2

12月14日(土)13時30分~ 担当学芸員によるギャラリートーク

 

お問い合わせ:栃木県立美術館

〒320-0043 栃木県宇都宮市桜4-2-7  電話:028-621-3566

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