常設展示 グレゴール・シュナイダー

 

この度、ワコウ・ワークス・オブ・アートでは4月16日から5月21日(予定)まで、ドイツ人作家グレゴール・シュナイダーの写真作品をご紹介する常設展示を行います。※会期終了は変更になる場合がございます。

1969年にメンヒェングラートバッハ地方の都市ライトで生まれ、現在も同地域で活動を続けるシュナイダーは、閉ざされた空間への尽きない興味を契機として大掛かりな室内の改変を制作に用い、時空の接続や断絶を想起させる数々の空間インスタレーションを発表しています。その作品は美術館や広場などの歴史や公共性のある構造物を主な舞台とし、空間の改変や外部との遮断を持ちかける手法を特徴としています。プロジェクトと共に制作される写真やビデオ作品は単なるドキュメンタリーではなく、「時間は過去から未来へと蓄積される」と語るシュナイダーの思考と密接な関係にあります。

シュナイダーは2001年に当時史上最年少としてベネチア・ビエンナーレの金獅子賞を受賞。昨年2021年にはベルリンの聖マタイ協会で、十字架の形を模した箱型で真っ暗な通路型のインスタレーション作品を発表しました。今現在もドイツを代表する現代美術作家として、毎年各国の美術展で作品を展示しています。

​なお、大型連休中は全日で休業を予定しております。ご来場の際はご注意ください。

 

作家の活動をより詳しく知りたい方は、オランダのWest Den Haagのオンラインプログラムで、作家スタジオや現在のゲッペルスの生家をグレゴール・シュナイダー本人が周る「Lockdown with Gregor Schneider」が全6篇で公開されています。日本では見られない実際のプロジェクト現場や制作風景が登場するなど、おすすめの内容です。

 

※展示作品の解説は、公式HPでご案内しています。

Copyright:  Wako Works of Art

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