「景色のはじまり」2011年. 写真:宮島径 ©MIYANAGA Aiko
Courtesy Mizuma Art Gallery
『宮永愛子:なかそら-空中空-』
2012年10月13日(土)–12月24日(月・休)
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/
開館日時:火–日(ただし、振替休日の12月24日は開館)
10:00-17:00(金曜は19時まで)※入館は閉館30分前まで
ナフタリンや塩を素材にもち、時間とともにうつろいゆく事象を作品とする宮永愛子の個展『なかそら-空中空-』が国立国際美術館にて開催される。
宮永は、靴や時計など日常的な記憶と結びついた事物を、ナフタリンを素材にかたどった作品で知られる。これらは常温で昇華していくため、最初の形を留めることがない。また、海や川から抽出した塩の結晶を用いたインスタレーションなど、やはり事物の形の変化を伴なう作品を発表している。また、宮永は2000年代中頃より、窯から出た焼物が奏でる音(貫入)を用いて、事物の変化を聴覚を通して認識する作品づくりも試みている。
本展では、上述した時間とともに変化していく作品や、昨年ミヅマアートギャラリーにて発表した金木犀の葉脈を用いた巨大な布状の作品「景色のはじまり」に加え、新作も発表される。
会期中には関連イベントとして、生物学者の福岡伸一、小説家の朝吹真理子との対談がそれぞれ予定されている。
展覧会を担当するのは中井康之(国立国際美術館主任研究員)。
特設ウェブサイト:http://www.ultrafactory.jp/miyanaga2012/
対談
宮永愛子 x 福岡伸一(生物学者)
10月14日(日)14:00-
場所:国立国際美術館 B1階講堂
定員:130名(当日10時より整理券を配布)無料
宮永愛子 x 朝吹真理子(小説家)
11月3日(土・祝)14:00-
場所:国立国際美術館 B1階講堂
定員:130名(当日10時より整理券を配布)無料
ギャラリー・トーク
宮永愛子 x 中井康之(同館学芸員)
10月13日(土)、12月2日(日)13:30-
場所:国立国際美術館 B2展示会場
無料(要観覧券)13:30から聴講用ワイヤレス受信機を貸出(先着90名)