暗闇をくぐってみたら Part1 竹内公太展「のののののまつり」@ 市原湖畔美術館

 

暗闇をくぐってみたら Part1 竹内公太展「のののののまつり」
2026年5月1日(金)-6月28日(日)
市原湖畔美術館
https://lsm-ichihara.jp/
開館時間:10:00–17:00(土曜・祝前日は9:30–19:00、日曜・祝日は9:30–18:00)
※最終入館は閉館30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌平日)
展覧会URL:https://lsm-ichihara.jp/exhibition/kotatakeuchi_kurayami/

 

2025年末より改修工事中の市原湖畔美術館は、5月1日に部分開館し、劇場型の連続個展シリーズ「暗闇をくぐってみたら」を開催する。第一弾は、パラレルな身体と憑依をテーマに、時間的・空間的隔たりを越えた活動を展開するアーティスト、竹内公太による「のののののまつり」。

竹内公太(1982年兵庫県生まれ)は、石碑や映画館など地域の歴史の痕跡を題材にしたインスタレーションなどを手がけるほか、第二次世界大戦中に太平洋を横断した風船爆弾の歴史に関する連作を発表している。現在は福島県を拠点に活動。近年の主な展覧会に、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」(新潟)、「さばかれえぬ私へ Tokyo Contemporary Art Award 2021-2023 受賞記念展」(東京都現代美術館、2023)、個展「浜の向こう」(いわき市立美術館・いわき芸術文化交流館アリオス、福島、2022)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、2022)など。

 

竹内公太《三函座の解体》2013-2023年
竹内公太《水泥棒》2024年
竹内公太《地面のためいき》2022年

 

本展では、竹内が4か月にわたり市原に滞在し、道端にたたずむ馬頭観音像や子安像、戦争に関する石碑など、市内70カ所以上の石造物を訪ね歩いて制作した新作の映像インスタレーションを発表する。暗闇を抜けた先の最初の部屋では、太陽と月の運行、滝、野焼きの炎、隧道など自然と人為が交錯する映像が展開し、壁に配された三面馬頭観音像の視点から世界を見つめ直す空間が立ち上がる。地下の部屋には、安産や子の成長を祈る子安像の写真と、戦争の記憶を伝える石碑の映像が並び、暮らしのなかに息づいてきた命への祈りと、地域に刻まれた戦争の歴史が静かに交差する。会場では、撮影した石造物の所在を示すマップも公開。見過ごされがちな石造物を通して、身近な風景に潜む記憶と時間の層に光を当てる。

なお連続個展シリーズの第二弾は、人形劇やローテクなCG合成などを用いた映像インスタレーションを手がける笹岡由梨子の個展を予定している。

 

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スペシャルトーク
2026年5月2日(土)11:00–12:00
会場:市原湖畔美術館 多目的ホール
登壇:竹内公太

大放談!!「市原にアナザーワールドはあるのか?」
2026年5月2日(土)13:30–15:00
場所:市原湖畔美術館 多目的ホール

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