現代への扉 実験工房展 戦後芸術を切り拓く @ 神奈川県立近代美術館鎌倉、鎌倉別館

現代への扉 実験工房展 戦後芸術を切り拓く
2013年1月12日(土)-3月24日(日)
神奈川県立近代美術館 鎌倉、鎌倉別館
http://www.moma.pref.kanagawa.jp
開館時間:9:30-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日 ただし、1/14、2/11は開館

特設サイト:http://jikkenkoboinkamakura2013.blogspot.jp/

異なる領域で活動するメンバーが集まり、日本戦後美術の新たな展開を切り拓いたグループ実験工房の全貌を紹介する、公立美術館では初の展覧会『現代への扉 実験工房展 戦後芸術を切り拓く』が神奈川県立近代美術館鎌倉と同鎌倉別館にて開催される。
実験工房は瀧口修造を精神的なリーダーに仰ぎ、1951年に結成。大辻清司、北代省三、駒井哲郎、福島秀子、山口勝弘といった造形作家に加え、音楽家の佐藤慶次郎、鈴木博義、園田高弘、武満徹、福島和夫、湯浅譲二、詩人の秋山邦晴、照明の今井直次、技術の山崎英夫の14人から成る。その活動はダンス、演劇、映画といった多岐にわたり、1957年頃までさまざまな作品を残している(正式な解散は行なわれていない)。
本展では、その幅広い活動の軌跡を、絵画、立体、映像、写真のほか、楽譜や公演プログラムなど関連資料約400点を通して検証する。1940年代後半から1960年代の造形作家の代表作に加え、自転車のPR用 に制作された映画『銀輪』(監督/松本俊夫、音楽/武満徹、美術/北代省三、山口勝弘)や近年発見された未公開映像資料の上映が行なわれる。また、メンバーの合作である「オート・スライド」(1953年)のうち、フィルムの失われた映像の再現を試みる。
会期中には、フォトアーキビストで武蔵野美術大学造形研究センター客員研究員の大日方欣一をゲストに迎えたトークや、モビール制作のワークショップ、ミュージック・コンクレートの再現コンサートなどが予定されている。

山口勝弘 インタビュー「時空を回遊する想像的行為」

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