Condition check (2013) acrylic on canvas, 27.5x132cm set of 6 (each: 27.5x22cm). Courtesy of the artist and MISAKO & ROSEN
南川史門『This is our music これが私たちの音楽』
2013年9月1日(日)-9月29日(日)
MISAKO & ROSEN
http://www.misakoandrosen.com/
開廊時間:12:00-19:00(日曜は17時まで)
休廊日:月、祝
※オープニングレセプション:9月1日(日) 13:00-16:00(17時まで開廊)
都市生活から受けた刺激を抽象へと転化した絵画で知られる南川史門の個展『This is our music これが私たちの音楽』がMISAKO & ROSENで開催される。
南川史門は1972年東京生まれ。90年代より制作活動を開始、99年には創設されたばかりのproject N(東京オペラシティアートギャラリー)で個展を開催する。その後も継続的に発表を続ける。2000年代後半以降は、国外での発表機会も増えている。昨年は、『メグロアドレス—都市に生きる作家』(目黒区美術館)や『リアル・ジャパネスク—世界の中の日本現代美術』(国立国際美術館)といった企画展に出品、とりわけ後者では、過去10年間の歩みをたどる小規模なレトロスペクティブ的な展示を行っている。また、来月21日より森美術館で開催される『六本木クロッシング2013展 アウト・オブ・ダウト—来たるべき風景のために』(荒川医との恊働)への参加が決定しており、そのほか、アムスフォート(オランダ)、ニューヨークでの発表も控えている。
「再び表すこと(リプレゼンテーション)」というより、むしろ「指し示すこと(インディケーション)」へ。本展では、南川の実践におけるこのような移行が示される。これまでの南川の作品では「消え去り」を示していたイメージに、今回新たに「問いかけ」という要素が取り入れられる。