Grotte / Grotto (2006) ©Thomas Demand, VG Bild-Kunst, Bonn / APG-JAA, Tokyo
Courtesy Taka Ishii Gallery Tokyo, Sprueth Magers Berlin London
トーマス・デマンド
5月19日(土)–7月8日(日)
東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/
開館日時:火–日、祝 10:00-18:00 ※入場は閉館30分前まで
ドイツ人アーティスト、トーマス・デマンドの初期作品から新作に至る活動を紹介する個展が東京都現代美術館にて開催される。
デマンドは、政治的、社会的出来事を連想させるイメージを紙を使った模型で原寸大に再現し、その模型を撮影した写真および映像作品で知られる。1992年のミュンヘンでの個展以来、着実に国際的な評価を獲得してきた。2004年にはブレゲンツ美術館で大規模な個展を開催。その後も、ニューヨーク近代美術館(2005)、サーペンタインギャラリー(2006)、ベルリンのノイエナショナルギャラリー(2009)など世界各地の主要美術館にて個展を開催。ヴェネツィア・ビエンナーレ(2003)、上海ビエンナーレ(2006)、光州ビエンナーレ(2008)に参加。2010年のヴェネツィア・ビエンナーレ国際建築展には、ロンドンの建築スタジオ、カルソ・セント・ジョンとともに参加している。日本の美術館では初のデマンドの個展となる本展では、写真作品のほか、2008年に起きた豪華客船パシフィック・サン号の事故映像をモチーフとした最新の映像作品「パシフィック・サン」をはじめ、代表的な映像作品が紹介される。
展覧会初日の5月19日には、アーティストトークが予定されている。