マーク・ロスコ〈シーグラム壁画〉のための一室 設計素描:根本浩
絵の住処—作品が暮らす11の部屋—
2015年5月26日(火)-2016年1月11日(月・祝)
DIC川村記念美術館
http://kawamura-museum.dic.co.jp/
開館時間:9:30-17:00 入館は閉館30分前まで
休館日:月(ただし、7/20、9/21、10/12、11/23、1/11は開館)、
7/21、9/24、10/13、11/24、12/23-1/1
DIC川村記念美術館は、所蔵作品にあわせて設計した11の展示室を活かし、作品と空間の関係にあらためて注目する企画展『絵の住処―作品が暮らす11の部屋―』を開催する。
同美術館にある印象派をはじめとするヨーロッパ近代絵画の部屋は、天井がアーチ型で床はカーペット敷き、居間のような親しみと雰囲気のある空間を意識してつくられている。一番小さな展示室には17 世紀オランダを代表する巨匠レンブラント・ファン・レインが描いた肖像画。20世紀初頭の抽象絵画には白い壁のモダンな空間、シュルレアリスムやダダなどの作品には床と壁面をグレーで統一した内向的な部屋を設えている。
ひとりのアーティストに捧げられた展示空間として、フランク・ステラの大型作品群には、大きな壁面と広い床面積が特徴の自然光が入る板張りの大空間を用意し、作家の制作スタジオで初期から近年までの作品を一気に体験できる効果。また、マーク・ロスコの連作「シーグラム壁画」(7 点)の部屋は、各壁面に作品を一枚ずつ展示できるよう変形七角形に設計されており、赤い作品群が壁のように空間を包む効果が企図されている。
会期中には、作品や建物にまつわるギャラリー・トークや講演会をシリーズで開催。そのほか、ミュージアムコンサートも開催予定。
関連イベント
講演①「基本構想から設立まで-美術館誕生ものがたり」
根本浩(一級建築士、建築設計「老有自」代表取締役)
2015年6月6日(土)14:00-15:30
13:00より館内受付で整理券配布|定員120名|入館料のみ
講演②「サインデザインとアイデンティティについて」
色部義昭(アートディレクター、日本デザインセンター)
2015年7月4日(土)14:00-15:30
13:00より館内受付で整理券配布|定員120名|入館料のみ
そのほかの関連イベントおよび追加情報は美術館公式ウェブサイトを参照。