Untitled (Coyote, 2006-2008) ( Study for Don’t Cross the Bridge Before You Get to the River) (2006-08) Oil and encaustic on canvas on wood
フランシス・アリス展 GIBRALTAR FOCUS ジブラルタル海峡編
2013年6月29日(土)-9月8日(日)
東京都現代美術館
http://www.mot-art-museum.jp/
開館時間:10:00-18:00(7/15以降の金曜日は21時まで)入場は閉館30分前まで
休館日:月曜日 ただし7/15は開館(7/16は休館)
※「メキシコ編」(4/6〜6/9)の観覧済み有料チケット提示による観覧料割引あり
公式サイト:http://www.mot-art-museum.jp/alys/
東京都現代美術館では、6月9日まで開催された『フランシス・アリス展 MEXICO SURVEY メキシコ編』に引き続き、『フランシス・アリス展 GIBRALTAR FOCUS ジブラルタル海峡編』を開催する。
本展に先立って開催された「メキシコ編」は、90年前後よりアーティストとしての活動を始めたフランシス・アリスのメキシコで制作した作品を中心とした優れた空間構成の展示が行われた。アリス自身を追ったドキュメンタリーも同時に展示し、国際的に高い評価を受けてきたアリスの活動を概観できる内容だったと言える。
「メキシコ編」に続く本展では、ジブラルタル海峡を舞台に2008年に実施された大規模なプロジェクトを紹介する。ジブラルタル海峡は大西洋と地中海をつなぎ、歴史的にも軍事上、交通上、重要な位置を占めてきた。アフリカとヨーロッパを隔てるこの海峡は、最も狭い箇所がわずか約14キロしかないにも関わらず、両大陸の大きくかけ離れた経済状態などを原因とする移民問題の舞台ともなっている。このような背景に対して、「両大陸から連なる子どもたちの列が海峡のどこかで出会う」というアイディアを出発点に、アリスは目の前の状況に立ち向かう。展示は、映像、インスタレーション、絵画、ドローイングなど、約100点の作品で構成される。
会期初日には、アリス本人と2012年にゲントとリンブルフで行われたマニフェスタ9のキュレーターを務め、現在メキシコ自治大学付属現代美術館[MUAC]チーフキュレーターのクアウテモック・メディナとのオープニング記念トークを予定。また、会期中には美術批評家の杉田敦と詩人の管啓次郎とのトーク・セッション、本展担当学芸員の吉﨑和彦のキュレーター・トークが企画されている。
「ジブラルタル海峡編」オープニング記念トーク
フランシス・アリス、クアウテモック・メディナ(メキシコ自治大学付属現代美術館[MUAC]チーフキュレーター)
2013年6月29日(土)13:00-15:00(終了予定)
会場:B2F講堂
定員:200名(無料、先着順、事前申込不要)
トーク・セッション
杉田敦(美術批評家、女子美術大学教授)、管啓次郎(詩人、明治大学教授)
2013年7月21日(日)15:00-17:00
会場:B2F講堂
定員:200名(無料、先着順、事前申込不要)
キュレーター・トーク
吉﨑和彦(本展担当学芸員)
2013年8月4日(日)15:00-16:00
会場:B2F講堂
定員:200名(無料、先着順、事前申込不要)
関連記事
フォトレポート Francis Alÿs Part I MEXICO SURVEY @ Museum of Contemporary Art Tokyo(2013/04/15)