本年度の高松コンテンポラリーアート・アニュアルは、「フラジャイル/ひそやかな風景」をテーマに、赤松音呂、諫山元貴、稲崎栄利子、北野謙、本田健の5人のアーティストを紹介する。
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本年度の高松コンテンポラリーアート・アニュアルは、「フラジャイル/ひそやかな風景」をテーマに、赤松音呂、諫山元貴、稲崎栄利子、北野謙、本田健の5人のアーティストを紹介する。
90年代中頃よりさまざまなアプローチの写真表現を探究してきた野口里佳の個展。重力や表面張力、磁力など目には見えない力を小さな実験で可視化させるシリーズ〈不思議な力〉をはじめ、写真作品を中心に映像作品やドローイングにより会場を構成。
人間や動物、あらゆる生命がもつ神秘や輝き、儚さ、力強さを撮り続ける写真家・川内倫子の国内の美術館では6年ぶりとなる大規模個展。展覧会タイトルにもなった〈M/E〉を中心に写真作品や映像作品などを織り混ぜた構成により、川内の創作の本質や問題意識の核に迫る。
詩作や映像制作など複数のメディアを横断しながら制作活動に取り組む青柳菜摘の個展「亡船記」が、十和田市現代美術館サテライト会場「space」をはじめ、美術館内カフェ、花屋、温泉、バー、スナックなど、十和田市内6箇所で開催。
弘前れんが倉庫美術館誕生以前の煉瓦倉庫時代に開催された奈良美智による3度の展覧会の軌跡を、さまざまな資料、写真、映像で振り返る展覧会。
幅広い映像表現を紹介する国内最大規模の映像祭のひとつとして知られるイメージフォーラム・フェスティバルが、本年度の全プログラムを発表。「アンダーグラウンドの再想像」のテーマの下、その言葉の現代性を、映像作品や上映文化のあり方を上映やシンポジウムを通して提示する。
生まれ育った村そのものを彫刻として再現する実践「RESET HOME」をライフワークとするベルギー出身のアーティスト、ヘルト・ロビンスによるアートプロジェクトを秋田市文化創造館の屋外エリアで開催。
2002年より継続する展覧会「日本の新進作家」の19回目は、写真・映像ならではの「物質性をともない、見る者の身体と密接な関係の中で存在するメディア」という特性に着目し、水木塁、澤田華、多和田有希、永田康祐、岩井優の5名の作品を紹介する。
「市民やさまざまな分野の専門家とともにつくり、ともに学ぶ」ことを活動理念に掲げるYCAMは、20周年を前に「オルタナティブ・エデュケーション」をテーマとする多彩な試みを実施。YCAMオープンラボ2022では、さまざまな分野で創造性と公共性について考察してきたゲストや来場者とこれからのYCAMの姿について構想する。
αMプロジェクト2022第3弾は、音を作る行為そのものよりも聞く環境の創造性に重きを置きながら、独自の音場空間を構築し、シアターピースやインスタレーションとして作品を発表してきた荒木優光の個展。