アメル・ナーセル写真展「GAZA. Signal of Life」@ 東京藝術大学音楽学部キャンパス 大学会館2階 展示室


 

アメル・ナーセル写真展「GAZA. Signal of Life」
2024年11月26日(火)-12月3日(火)
東京藝術大学音楽学部キャンパス 大学会館2階 展示室
https://ga.geidai.ac.jp/2024/11/15/gaza-signal-of-life/
開館時間:13:00–18:00(土日は13:00-19:00)
会期中無休
主催・企画:GAZA. Signal of life実行委員会

 

GAZA. Signal of life実行委員会によるガザ出身のパレスチナ人映像作家・写真家のアメル・ナーセルの日本初の写真展「GAZA. Signal of Life」が東京藝術大学音楽学部キャンパス 大学会館2階 展示室で開催される。

アメル・ナーセルは、パレスチナ難民の現実や、ガザにおけるパレスチナ人の政治的・社会的・経済的状況を描いた映画を製作・監督するほか、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)TVのプロデューサーを務める。現在ガザ北部で、深刻な人道危機のなかで困難な⽣活を送るナーセルは、爆撃により⾃らの表現⼿段であるカメラやコンピュータを失い、爆撃と飢餓の中、⼿元に残されたスマートフォンで⽇々の映像や写真をソーシャルメディアで発信している。

GAZA. Signal of life実行委員会は、厳しい現実の中で⽣を営む⼈々の様⼦を静謐に捉えて、世界に向けて発信するナーセルの映像を、インターネットが繋がりにくいガザからのナーセル自身の⽣命の信号そのものとして受け取り、その信号を世界に広めるべく、また、そのような状況下で活動するナーセルを支援するために本展を企画した。

 


アメル・ナーセル 画像提供:GAZA. Signal of life実行委員会


アメル・ナーセル 画像提供:GAZA. Signal of life実行委員会

 

アメル・ナーセル(1991年生まれ)は、ドバイ国際映画祭やアレクサンドリア映画祭に出品された『Sara』(2014)や『Gaza Small Studio』(2015)など、ドキュメンタリー映画やフィクション作品の製作・監督を手がける。2016年には、プロデューサーとして携わった『Paper Boat』がパリのアラブ世界研究所で開催されたパリ初のパレスチナ現代美術フェスティバル「Palest’In&Out Festival」で最優秀作品賞を受賞し、パリにあるアーティストのための施設「シテ・アンテルナショナル・デザール」でのレジデンスを獲得した。また、助監督を務めた短編映画『Condom Lead』(2013)は、2013年の第66回カンヌ国際映画祭の短編映画部門に出品されている。2023年には、パリのアラブ世界研究所で開催された展覧会「What Palestine Brings to the World」に写真作品を出品。

そのほか、ガザの「Red Carpet Film Festival for Human Rights」のメンバーも務め、上述した『Condom Lead』の監督であるアラブ&ターザン・ナセル監督とも度々コラボレーションを行ない、フランスの国立映画映像センター(CNC)とヨーロッパの映画支援基金「Eurimages」から援助を受けた彼らの次回作『Once Upon a Time in Gaza』(2024)の脚本も担当。さらに『About Yakeen』(2026)の共同脚本家も務める。

 


アメル・ナーセル 画像提供:GAZA. Signal of life実行委員会


アメル・ナーセル 画像提供:GAZA. Signal of life実行委員会

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