開館以来、アーティストの創作活動を支援するさまざまな公募展を実施してきた広島市現代美術館が、今春の美術館リニューアルオープンに続き、テーマに基づいた展覧会を入選者と美術館がともにつくりあげる新たな公募展「Hiroshima MoCA FIVE」を開始する。
新たにリニューアルした公募展「Hiroshima MoCA FIVE」は、審査により選出された5名/組のアーティストが、美術館によるサポートを受けながら、設定されたテーマに基づく展覧会への出品作を制作、展示する形となる。館内のオープンスペースを活用した「ゲンビどこでも企画公募」と異なり、通常の展示室で作品を発表することができるだけでなく、展覧会会期もこれまでの3週間から3カ月となるなど、同館で通常実施されている展覧会により近い設えの展示機会となる。
展示室B-1
回廊
アプローチプラザ
初開催となるHiroshima MoCA FIVE 23/24のテーマは「リニューアル」。応募資格はなく、作品プランのジャンルや作品も問わないが、展覧会の開催期間を通じて展示可能な作品であることが求められる(※パフォーマンスや演奏は展覧会初日の上演および、その後も来場者が常時鑑賞できる工夫が求められる)。審査は、広島市現代美術館と特別審査員1名が担当。今回は東京都現代美術館学芸員の藪前知子が特別審査員を務める。選考結果は広島市現代美術館の公式ウェブサイトにて2024年1月23日に発表する(入選者には個別連絡)。入選者各人(組)には活動奨励費40万円を支給。入選者による作品設置および上演が完了した時点で、広島市現代美術館賞と特別審査員賞を各1名/組ずつ決定し、受賞者各人(組)には賞金20万円が授与される。
募集締切は、12月18日17時(期間内必着)。募集要項や応募用紙、展示会場の図面のダウンロード、その他詳細は、公式ウェブサイトを参照。
Open Call「Hiroshima MoCA FIVE」:https://www.hiroshima-moca.jp/project/on-going-project/hiroshima-moca-five-23_24
募集期間:2023年10月24日(火)-12月18日(月)17:00(期間内必着)
Hiroshima MoCA FIVE 23/24
2024年3月30日(土)-6月9日(日)
広島市現代美術館 展示室B-1、回廊、アプローチプラザ
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/hiroshima-moca-five-23_24
三部正博《伊庭靖子が描いた静物画〈untitled 2021-15〉》2021年(参考作品)
現在開催中の展覧会
ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家
2023年11月3日(金、祝)-2024年1月8日(月、祝)
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/glass_tableware_in_still_life
コレクション展2023-Ⅱ
コレクション・ハイライト+ コレクション・リレーションズ[ゲストアーティスト:小森はるか+瀬尾夏美]
2023年11月25日(土)-4月7日(日)
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/collection2023-2
オープン・プログラム
再現場 休館中の長期プロジェクト振り返り
2023年11月3日(金、祝)-2024年3月17日(日)
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/re_presentation_site
ネオ漫画を読もう 横山裕一:「実施しろ」「何をだ」(2021) をふりかえる
2023年11月3日(金、祝)-2024年3月17日(日)
https://www.hiroshima-moca.jp/exhibition/yy_neomanga