清水穣 批評のフィールドワーク 3:日本現代美術観測 東松照明展『色相と肌触り 長崎』のために(1)前史

連載目次   写真は畢竟一枚のピクチュアである以上、写真家がどれほど己を捨てようとも必ずそこには何らかの審美的判断、つまりフレームや構図の計算(計算をしないと いう計算も含めて)が入り込む。写真の不可避的な絵画性とあるがままの倫理とのあいだの矛盾 — カルティエ=ブレッView More >

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21世紀の録音文化を問う国際会議

■Event 「録音」について討論する国際シンポジウムが2日間にわたり開催される。「録音」を音楽や映画との主従関係でなく、メディアのひとつ、また文化資源としてとらえ、過去に録音された音響をアーカイブとして活用することを主なテーマとする。パネラーにはフランスの映画音響理論家で作曲家View More >

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ART HKのスポンサーにドイツ銀行

■Art fair アジアの現代美術フェア『香港国際芸術展(ART HK)』に対し、ドイツ銀行が5年間主要スポンサーとして支援することになった。同フェアは2010年5月27日〜30日に第3回を開催する予定。ドイツ銀行は自社の美術コレクションを保有するなど様々な芸術支援を行なっておView More >

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『アートの課題』関連イベント

■Event ディン・Q・リー 「South China Sea Pishkun」2009年 デジタルアニメーション静止画 写真協力:ディン・Q・リー、10チャンセリー・レーン・ギャラリー(香港) トーキョーワンダーサイトとドイツ文化センターが、アートの可能性について多様な視点かView More >

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藤幡正樹はなぜ出品を辞退したのか

取材・文:小崎哲哉(ART iT編集部) アーティスト、藤幡正樹が、ヨコハマ国際映像祭開幕前日の記者会見で「出品辞退」を宣言し、関係者に衝撃を与えている。宣言の背景には何があったのか? 作家と映像祭ディレクター、横浜市の担当者ら関係者に取材した結果をレポートする。(文中敬称略) View More >

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サイレント展

11月3日(火)~1月11日(月) 広島市現代美術館 「無音」であることによって感覚が研ぎ澄まされることがある。無音をテーマにした作品はジョン・ケージのパフォーマンス「4分33秒」(1952年)が最初かもしれない。舞台に上がった演奏者が4分33秒の間、まったく演奏をせずに退場するView More >

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大竹伸朗

誰もやったことがない絵ってなんだろうって、そういうことは考え続けている 2006年、東京都現代美術館での大規模展『大竹伸朗 全景 1955-2006』は、文字通り、孤高の作家が描き/貼り/写し/つくる歩みを幼少時から現在まで時系列で示す異色の試みだった。あれから3年、新たな「景」View More >

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