こいのぼりなう! 須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション

美術館展覧会ページ: http://www.nact.jp/exhibition_special/2018/koinoborinow2018/
展覧会インスタグラム: https://www.instagram.com/koinoborinow/
展覧会ハッシュタグ: #こいのぼりなう #koinoborinow


「こいのぼりなう! 須藤玲子×アドリアン・ガルデール×齋藤精一によるインスタレーション」国立新美術館、2018年
撮影:加藤 健

■展覧会概要
日本を代表するテキスタイルデザイナー、須藤玲子がデザインした約300匹のこいのぼりが、展示室をダイナミックに泳ぎまわります。須藤は、日本の伝統行事に着想を得たこのインスタレーションを、フランスの展示デザイナーのアドリアン・ガルデールとコラボレーションし、2008年にはワシントンD.C. のジョン・F・ケネディ舞台芸術センターにおいて、2014年にはパリのギメ東洋美術館にて発表しました。国立新美術館のもっとも大きい展示室(2000㎡、天井高8m)を使った今回の新しいヴァージョンには、ライゾマティクスの活動で知られる齋藤精一も加わります。また会場には、どなたでも参加できる体験コーナーも用意されています。色とりどりのこいのぼりが生み出す「なう!」な空間に、ぜひご期待ください。

■会 期
2018年4月11日(水)~5月28日(月)

■毎週火曜日休館
※ただし、5月1日(火)は開館

■開館時間
10:00-18:00
※毎週金曜日・土曜日、4月28日(土)~5月6日(日)は20:00まで
※5月26日(土)は「六本木アートナイト2018」開催にともない、22:00まで開館。
※入場は閉館の30分前まで

■会場
国立新美術館 企画展示室2E 
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2

■主催
国立新美術館

■協賛
ティアック株式会社、無印良品、荒川技研工業株式会社、サンコロナ小田株式会社

■観覧料
無料

■お問合せ
03-5777-8600(ハローダイヤル)

■展覧会の見どころ
1.過去最大級のインスタレーション
須藤玲子と、須藤が主宰するテキスタイルメーカー「布」のメンバーがデザインしたこいのぼり約300点を一挙に展示。国立新美術館でもっとも大きい展示室(2000㎡、天井高8m)全面を使い、こいのぼりを空間全体に泳がせます。

2.日本初のコラボレーション
須藤とはこれまでワシントンD.C.とパリでもコラボレーションを行ってきた展示デザイナーのアドリアン・ガルデール。本展ではここにライゾマティクスの齋藤精一も加わり、日本で初めてのコラボレーションが実現します。

3.体験コーナー
ワークシートを使い、随時手軽にこいのぼりの制作が楽しめる体験コーナーを会場に併設します(参加は無料です)。また、こいのぼりに使われている布を実際に手に取り、それぞれにつけられているタイトルや産地の情報を知ることができるコーナーも設けます。

4.トークイベント
須藤と齋藤によるスペシャル・トーク、また、日本では初となるガルデールのレクチャーが実現。会期中には須藤による、こいのぼりのワークショップも予定しています。

5.「アートナイト2018」に合わせたスペシャル・プログラムを開催
本インスタレーションにサウンドを提供するSoftpadによるスペシャル・プログラムを5月26日(土)に開催予定です。イベントの詳細は決定次第、本ホームページ等でお知らせします。

■作家プロフィール

<須藤玲子>

須藤玲子 《Trap Circle》 2015年 撮影:Sue McNab

テキスタイルデザイナー。1953年、茨城県石岡市生まれ。東京都在住。1984年、テキスタイルメーカー株式会社「布」の設立に加わり、新たな技術を駆使した布づくりを行う。2005年に英国UCA芸術大学から名誉修士号を授与。2006年にマンダリンオリエンタル東京のテキスタイルデザインを手がけ、毎日デザイン賞を受賞。2008年より株式会社 良品計画のファブリック企画開発に携わり、2016年より同アドバイザリーボードメンバー。その他、企業などのテキスタイル開発についてもデザインアドバイスを行っている。布の豊かな表現性が評価され、ニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ヴィクトリア&アルバート美術館、東京国立近代美術館工芸館などに作品が所蔵。国内外で展覧会も多数開催。東京造形大学教授、セントラル・セント・マーチンズ客員教授、株式会社「布」取締役。

<アドリアン・ガルデール>

須藤玲子+アドリアン・ガルデール 《Fantasy in Japan Blue》 2017年 ジョン・F・ケネディ舞台芸術センター展示風景

展示デザイナー。1972年、パリ生まれ。同地在住。2000年にスタジオ・アドリアン・ガルデールを設立。照明などのプロダクトデザインから世界各国の美術館・博物館の展示デザインまでを幅広く手がける。これまでの代表的な仕事として2010年のカイロ・イスラミック美術館の改修や2012年に開館したルーブル美術館ランス別館、2016年に上海・余徳耀美術館(Yuz Museum Shanghai)で開催されたアルベルト・ジャコメッティ回顧展の展示デザインなどを担当。現在進行中のプロジェクトとして、デイヴィッド・チッパーフィールドと協働しているロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツ、フォスター・アンド・パートナーズとともに設計中のナルボンヌ・中世美術博物館新館がある。

<齋藤精一>

須藤玲子+齋藤精一 《NUNO:Lost and Found(鶴岡織物工業協同組合)》(映像スチル) 2016年

株式会社ライゾマティクス 代表取締役、ライゾマティクスアーキテクチャー主宰。1975年、神奈川県生まれ。神奈川県在住。コロンビア大学で建築デザインを学び、NYで活動を始める。その後2003年の越後妻有トリエンナーレでアーティストに選ばれたことをきっかけに帰国。2006年にライゾマティクスを設立。以降、建築で培った思考をもとに、アート、コマーシャルの分野でインタラクティブな作品制作を続けている。2014年カンヌ国際広告賞Branded Content and Entertainment部門審査員、2015年ミラノエキスポ日本館シアターコンテンツディレクター、「六本木アートナイト2015」メディアアートディレクター。また、須藤が取締役を勤める「布」ではHPや映像制作を担当。

サウンド:Softpad

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