どこかで?ゲンビ ビデオアート編 原田裕規 @鶴見分室101

原田裕規《One Million Seeings》2019 ©Yuki HARADA

休館中の活動拠点の1つ「鶴見分室101」で、24時間上映が実現!

広島市現代美術館は、休館中の活動拠点の1つとして京橋川沿いに建つアパートの1室に「鶴見分室101」を開設し、展示や情報発信をおこなっています。
コレクション上映「どこかで?ゲンビ ビデオアート編」第2弾(昨年予定していた展示を会期変更して開催)では、幅広い視覚文化を対象とした調査、思索に基づき、作品制作のみならず、執筆、キュレーションなど多彩な表現方法を採用し、ユニークな活動を展開する作家、原田裕規を紹介します。本展で展示する映像《One Million Seeings》(2019)は、一般の人々によって撮影され、その後不要なものとして手放された写真を作家が収集し、それらを見届ける様子を記録したものです。作家による行為は24時間にわたり続けられ、その様子が二つのカメラで捉えられています。私たちが日常的に親しむ行為としての写真、そのイメージのもつ意味について問いかけるものといえます。

・《One Million Seeings》24時間上映
日時|2022年4月16日(土)10:30~17日(日)10:30
上映中は作家が在室します。
上映中はいつでも入退室いただけます。混雑時は入場人数、時間を制限させていただくことがあります。
※「広島県青少年健全育成条例」により、深夜(23:00~翌6:00)は、18才未満の入場をお断りします
 
原田裕規(はらだ・ゆうき)
1989年山口県生まれ。2016年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。社会のなかで「とるに足らない」とされているにもかかわらず、広く認知されている視覚文化を取り上げ、議論喚起型の問題を提起するプロジェクトで知られる。12年に「ラッセン展」(CASHI、東京)の共同企画でデビューし、13年に編著書『ラッセンとは何だったのか?』(フィルムアート社)を刊行。17年より心霊写真をテーマにしたプロジェクトを展開し、20年以降は「後衛」をキーワードにしたプロジェクトを進めている。
 
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どこかで?ゲンビ ビデオアート編 原田裕規
会期|2022年3月29日(火)~4月16日(土)
開室時間|11:00~17:00
休室日|日・月・祝
会場|広島市現代美術館・鶴見分室101(広島市中区鶴見町9-11 第2三沢コーポ)
※観覧無料
※4月16日は「24時間上映」のため、展示を一部改編します
※新型コロナウイルス感染症の状況により会期等変更となる場合があります
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改修工事中につき、ただいま休館中(リニューアルオープンは2023年3月予定)
休館中の活動は、ゲンビ休館中特設サイトで!

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