国際芸術祭「あいち2028」の芸術監督が決定

シャビール・フセイン・ムスタファ Photo: Leila Shirazi

 

2026年7月24日、国際芸術祭「あいち」組織委員会は、国際芸術祭「あいち2028」の芸術監督に、シンガポール美術館のチーフキュレーターを務めるシャビール・フセイン・ムスタファを招聘すると発表した。就任会見は、8月13日に愛知芸術文化センター地下1階の愛知県芸術劇場小ホールにて行なわれる。

シャビール・フセイン・ムスタファ(1984年スリランカ出身)は、シンガポールおよび南アジアの文化拠点となる美術館で長年にわたりリーダーシップを発揮し、アーティストやコミュニティが活躍できる場の創造に携わってきた。シンガポール国立大学美術館キュレーター(2007–2013)、ナショナル・ギャラリー・シンガポールシニアキュレーター(2013–2023)、グッゲンハイム・アブダビシニアキュレーター兼展覧会責任者(2023–2025)を歴任し、2025年より現職。同館では、リサーチ、展覧会、作品収集、パブリックプログラムを統括するとともに、シンガポール・ビエンナーレ事務局やヴェネツィア・ビエンナーレシンガポール館を率いている。2015年には第56回ヴェネツィア・ビエンナーレのシンガポール館のキュレーターを務め、あいちトリエンナーレ2016にも参加したチャールズ・リムの個展を実現。ベルリンの世界文化の家[HKW]プログラム部門ボードメンバー(2017–2022)、ダッカ・アート・サミット2018共同キュレーターを歴任。2025年から国際美術館会議(CIMAM)理事を務め、2026年11月に初開催を迎える4年に一度の国際芸術祭であるルバイヤ・カタールの共同キュレーターも務めている。

就任にあたり、「この度、国際芸術祭「あいち2028」の芸術監督に就任し、大変光栄に思います。大林剛郎会長をはじめ、組織委員会の皆様からの信頼に心から感謝しています。 国際芸術祭「あいち」は、現代アートにとって重要な場であると同時に、私たちの生活に直結する今日的な問題に向き合う大切な機会を築いてきました。 アーティストや芸術祭のすばらしいチームと協働しながら、愛知そして県民の皆様から学ぶことを楽しみにしています。国際芸術祭「あいち2028」を取り巻くさまざまなコミュニティに丁寧に向き合い、開催に向けて取り組んでいきたいと思います」とコメントを寄せている。

芸術監督の選考は、「豊富な経験と実績」「海外からの新たな視点」「地域特性を活かした「あいち」の魅力向上・発信」「世界的ネットワーク」「適切かつ柔軟なディレクション」といった観点を踏まえ、国際芸術祭「あいち」の関係者や現代美術の専門家等の推薦人より推薦された候補者から、国際芸術祭「あいち」組織委員会のアドバイザー会議において最終候補者を数名選定し、最終的に組織委員会の大林剛郎会長(株式会社大林組 取締役会長兼取締役会議長)が決定した。

 

国際芸術祭「あいち」https://aichitriennale.jp/

 

推薦人(姓のアルファベット順、所属等は選考時)
フール・アル・カシミ(シャルジャ美術財団理事長兼ディレクター、 国際ビエンナーレ協会(IBA)会長)
ヨヘン・フォルツ(サンパウロ州立美術館ピナコテカ館長)
飯田志保子(キュレーター)
ルーベン・キーハン(クイーンズランド州立美術館/近代美術館 アジア現代美術キュレーター)
木村絵理子(弘前れんが倉庫美術館館長)
サマンサ・ラッキー(リバプール・ビエンナーレ ディレクター)
ユージン・タン(ナショナル・ギャラリー・シンガポール、 シンガポール美術館館長)
手塚美和子(ディブ・バンコク館長)
後小路雅弘(北九州市立美術館館長 )

アドバイザー会議委員(50音順、所属等は選考時)
上山信一(慶應義塾大学名誉教授)
片岡真実(森美術館館長)
島敦彦(国立国際美術館館長)
建畠晢(京都芸術センター館長)
平瀬礼太(愛知県美術館館長)

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