タデウシュ・カントル生誕100周年記念事業
「死の劇場—カントルへのオマージュ」
2015年10月10日(土)-11月15日(日)
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
http://gallery.kcua.ac.jp/
開館時間:11:00-19:00 入場は閉館30分前まで
休館日:月
京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAでは、20世紀のポーランド演劇・美術を代表するアーティスト、タデウシュ・カントルの生誕100周年を迎えるにあたり、その偉業を演劇・美術の双方からのアプローチで回顧する記念事業「死の劇場-カントルへのオマージュ」を開催する。
タデウシュ・カントルは1915年南ポーランド、ヴィエロポーレ・スクシンスキェ生まれ。ドイツ占領期のクラクフで実験的な地下劇場を設立、同地の前衛運動の中心となった。50年代半ばより次々と実験的な舞台活動を展開するとともに、さまざまな美術作品を制作し、65年以降はワルシャワのフォクサルギャラリーと関わりつつハプニングを実施。75年に死の演劇宣告を発表するとともに演劇『死の教室』を実現。その後も演劇活動および絵画の制作を継続。90年に演劇『今日は私の誕生日』を準備したものの上演前にクラクフにて逝去した。
本展では、写真や日本に残るドローイング作品の展示や上演記録映像の上映会、関連シンポジウムなどを通じて、カントルの全体像を示すとともに、ポーランドと日本より7名1組のアーティストを迎えて作品展示やパフォーマンスなどを試みることで、カントルの受容とこれからの未来へ向けた現代的継承の可能性を示していく。
参加作家:パヴェウ・アルトハメル、石橋義正、オル太、アルトゥル・ジミェフスキ、丹羽良徳、ミロスワフ・バウカ、松井智惠、ヨアンナ・ライコフスカ
関連イベント
タデウシュ・カントル関連映像上映会
2015年10月日10日(土)-11月3日(火、祝)
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(10/10のみ京都芸術センター講堂)
参照URL:http://gallery.kcua.ac.jp/events/20151010_id=7395
タデウシュ・カントル関連作家上映会
2015年10月12日(月、祝)、10月24日(土)
会場:京都芸術センター講堂(10/12)、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(10/24)
参照URL:http://gallery.kcua.ac.jp/events/20151012_id=7410
ギャラリートーク
オル太パフォーマンス「目覚め(GHOST OF MODERN)」
オープニングレセプション
2015年10月11日(日)16:00-(パフォーマンスは17:00-)
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
※オープニングレセプション:18:00-
「死の劇場-カントルへのオマージュ」展 シンポジウム
Part1「カントルの受容とその今日的継承」
スピーカー:アンナ・ブジンスカ(現代演劇論)、レフ・スタングレト(美術史家、タデウシュ・カントル財団代表、クリコ2俳優)、バルバラ・スタングレト(タデウシュ・カントル財団、クリコ2俳優)、ヨアンナ・ライコフスカ(本展出品作家)、加須屋明子(京都市立芸術大学教授、本展企画)
2015年10月10日(土)14:30-18:00
会場:京都芸術センター講堂
Part2「カントルと各文化圏における文学・演劇」
スピーカー:井上暁子(熊本大学准教授/ドイツ・ポーランド国境地帯の文学、移民文学研究)、加藤有子(名古屋外国語大学准教授/ポーランド文学、表象文化論研究)、伊藤愉(日本学術振興会/ロシア演劇史研究)、福田桃子(日本学術振興会/フランス小説、演劇研究)、丹羽良徳(本展出品作家)、加須屋明子(京都市立芸術大学教授、本展企画)
2015年11月14日(土)14:00-17:40
会場:京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA
石橋義正 新作舞台公演『ZERO ZONE』人工知能は陸橋で積み木をつむデスか
2015年10月17日(土)19:00
2015年10月18日(日)14:00/17:00
会場:京都芸術センター 講堂
料金:3,000円(一般)/2,500円(学生)
参照URL:http://gallery.kcua.ac.jp/events/20151017_id=7431