Left: Sound Sphere (2011) photo:Nobutada Omote Right: Vinyl (2005) photo:Nobutada Omote
神奈川県民ホール開館40周年記念展
八木良太展 サイエンス/フィクション
2014年12月21日(日)-2015年1月17日(土)
神奈川県民ホールギャラリー
http://www.kanakengallery.com/
開館時間:10:00-18:00 入場は閉場30分前まで
休館日:12/29-1/3
本展特設ウェブサイト:http://www.lyt.jp/sf
神奈川県民ホールギャラリーでは、同館開館40周年記念展として、映像やサウンド、オブジェなどを巧みに組み合わせたインスタレーションで知られる八木良太の個展『サイエンス/フィクション』を開催する。企画は、来年の第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館でキュレーターを務める中野仁詞(公益財団法人神奈川芸術文化財団)。
同館は、1975年の開館以来、国内外の現代美術の紹介に従事しており、2000年代半ば以降、塩田千春、小金沢健人、泉太郎、さわひらきの個展や、「日常/」と題したグループ展を開催している。これらの企画では、会期中に音楽やダンス、言語表現と現代美術を関係させるプロジェクト「アート・コンプレックス」を実施している(※さわひらきの個展を除く)。同館改修工事のため、KAAT神奈川芸術劇場・中スタジオで行なわれた今年1月に開催された『日常/オフレコ』には、八木良太も参加アーティストのひとりとして、球体にVHSテープを巻き付け、その表面を読み取らせることで映像を「再生」するインスタレーション「サウンド・スフィア」と、ソノシートの一部を撮影した写真のスライド上映「メガフォニア(スライド)」とプリントの展示「メガフォニア(プリント)」を発表した。
Megaphonia (2013) photo:Tetsuo Ito
八木良太は1980年愛媛県生まれ。現在、京都を拠点に活動している。近年は『Second Sight』(うつのみや妖精ミュージアム、2014)、「phono/graph—音・文字・グラフィック」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー、2014)、ヨコハマトリエンナーレ2011などで作品を発表しており、現在も『鉄道芸術祭vol.4 / 音のステーション』(京阪電車 なにわ橋駅 アートエリアB1)に参加している。
本展では、これまでの代表作や意欲的な新作で、5つの展示室からなる約1,300㎡の展示空間全体を、観客の感覚を刺激する空間へと変容させる。また、「アート・コンプレックス」では、八木の映像・美術と岩渕貞太の身体表現、蓮沼執太の音楽とのコラボレーションによるパフォーマンスを発表する。
Left: Animated Clock (2014) photo:Nobutada Omote Right: Takoyaki Sequencer (2014) photo:Nobutada Omote
関連イベント
八木良太展「サイエンス/フィクション」
アーティスト・トーク
2014年12月21日(日)14:00-
八木良太、ほか
会場:神奈川県民ホールギャラリー
※予約不要、要展覧会チケット
八木良太展「サイエンス/フィクション」 xアート・コンプレックス2014
『タイムトラベル』
2014年12月23日(火、祝)開場:19:00、開演:19:30
出演:岩渕貞太(パフォーマンス)、八木良太(美術)
音楽:蓮沼執太
会場:神奈川県民ホールギャラリー
※チケット詳細はこちら
八木良太展「サイエンス/フィクション」 xアート・コンプレックス2014
アート・コンプレックス2014 公開稽古
2014年11月30日(日)14:00-15:30(予定)
出演:岩渕貞太、八木良太
会場:急な坂スタジオ ホール(横浜市西区老松町26-1))
※会場詳細は、急な坂スタジオウェブサイトを参照。
※無料・予約不要・途中入退場可
共催:急な坂スタジオ
問合せ先:神奈川県民ホール 事業制作第一課 ギャラリー担当
TEL 045-662-5901(代表)
八木良太展「サイエンス/フィクション」 xアート・コンプレックス2014
アフター・トーク
2014年12月27日(土)14:00-
出演:平倉圭(横浜国立大学)、岩渕貞太、八木良太
会場:神奈川県民ホールギャラリー
※予約不要、要展覧会チケット
八木良太展「サイエンス/フィクション」
トーク・セッション 物の理(もののことわり)八木良太の場合
2015年1月12日(月、祝)14:00-
畠中実(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]主任学芸員)、金子智太郎(東京藝術大学/本展図録ゲスト執筆)、八木良太
※予約不要、要展覧会チケット