クリスト・アンド・ジャンヌ=クロード 1958-2013 @ 札幌宮の森美術館


クリスト「オーバー・ザ・リバー、コロラド州アーカンサス川のプロジェクト」2枚組のコラージュ、2005年 © Christo

クリスト・アンド・ジャンヌ=クロード 1958-2013
2014年2月8日(土)-4月7日(月)
札幌宮の森美術館
http://miyanomori-art.jp/
開館時間:10:30-19:00 最終入場は閉館30分前まで
休館日:火

公共のモニュメントや建物を梱包したり、ドラム缶を積み上げ道路を封鎖するプロジェクトなどで知られるクリスト・アンド・ジャンヌ=クロードの個展『クリスト・アンド・ジャンヌ=クロード 1958-2013』が札幌宮の森美術館にて開催されている。

クリストは1935年ブルガリア生まれ。共産党政権下、ソフィア芸術大学で学ぶ。パリにて同年同月同日生まれのジャンヌ=クロード(2009年没)と出会い、共同生活を開始する。60年代初頭にドラム缶を使ったプロジェクトや梱包芸術で頭角を現すと、その後も構想から実現までに、許可獲得や技術面、物資面での準備など、何年もの歳月と莫大な資金を費やして生み出される独創的な作品を展開している。


クリスト「囲まれた島々、 フロリダ州グレーターマイアミ、ビースケーン湾のプロジェクト」2枚組のコラージュ、1982年 © Christo

本展では、クリスト・アンド・ジャンヌ=クロード作品のアジア圏最大のコレクションを誇る同美術館が、そのコレクションに新たな収蔵作品も加えて、その独自の制作活動を紹介する。出品作品は、プロジェクトの構想、準備段階でクリストの手によって制作されたドローイングや、実現したプロジェクトの記録写真等を中心に、昨年ドイツで公開された屋内での大規模なインスタレーション「ビッグ・エアパッケージ」のほか、ほぼすべての主要作品、「包まれた缶と瓶」や「パッケージ」といったクリスト名義の最初期の貴重な作品も展示。さらには、現在進行中のふたつのプロジェクトも紹介する。


クリスト「包まれた缶と瓶」1958-59年 © Christo

なお、クリスト・アンド・ジャンヌ=クロードの作品群を中心としたコレクション展『JOY! 魂のよろこび―原美術館コレクション展』はハラ ミュージアム アークで3月15日から開催される。

『JOY! 魂のよろこび―原美術館コレクション展』
2014年3月15日(土)-6月29日(日)
ハラ ミュージアム アーク
http://www.haramuseum.or.jp/
開館時間:9:30-16:30 最終入場は閉館30分前まで
休館日:木(3/27,5/1は開館)

Copyrighted Image