エリザベス・プライス「1979年、ウールワースのクワイア」2012年 Courtesy of the Artist and MOTINTERNATIONAL London and Brussels © The Artist
プライベート・ユートピア ここだけの場所 ブリティッシュ・カウンシル・コレクションにみる英国美術の現在
2014年1月18日(土)-3月9日(日)
東京ステーションギャラリー
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
開館時間:10:00-18:00(金曜日は20:00まで)最終入場は閉館30分前まで
休館日:月
公式ウェブサイト:http://www.britishcouncil.jp/private-utopia
ロンドンに本部を置くイギリスの公的な国際文化交流機関、ブリティッシュ・カウンシルのコレクションを通して、1990年代以降のイギリスの現代美術の動向を一覧する展覧会『プライベート・ユートピア ここだけの場所』が、東京ステーションギャラリーで開催される。
ブリティッシュ・カウンシルは1934年に設立され、アート、英語、教育、社会の分野を中心に、世界100以上の国と地域で事業を展開、日本での活動は今年で60周年を迎える。アートの分野では、同国のアーティストの国際的な活動を積極的に支援するとともに、同国の近現代美術を中心に約9,000点もの美術作品を収蔵している。そのコレクションは「ミュージアム・ウィズアウト・ウォール」とも呼ばれ、イギリス美術を世界に広める重要な任務を負って、つねに国外を巡回している。現代美術をテーマに同コレクションが日本でまとまって展示されるのは初めてとなる。
Left: グレイソン・ペリー「ペニアン人の村」2001年 Courtesy the Artist and Victoria Miro, London © Grayson Perry. Right: デイヴィッド・シュリグリー「アイム・デッド」2010年 Collection Hamilton Corporate Finance, Image courtesy Kelvingrove Art Gallery and Museum © The Artist
本展では、YBA世代として知られるギャリー・ヒュームやサラ・ルーカス、ジェイク・アンド・ディノス・チャップマンといった90年代から活躍を続けるアーティストから、第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ・イギリス館代表のジェレミー・デラーや同54回代表のマイク・ネルソン、そして、ハルーン・ミルザやライアン・ガンダーといった70年代後半生まれのアーティストまで、約30名のアーティストによる約120点の作品を、「風景」「物語」「ユーモア」「わたし」「引用」などのキーワードで読み解いていく。
出品作家約30名中16名がターナー賞にノミネートされた経験を持ち、マーティン・クリードやサイモン・スターリング、ジェレミー・デラー、グレイソン・ペリー、エリザベス・プライスといった同賞受賞者の作品も出品される。なかでも、昨年の受賞者プライスは受賞対象となった映像作品「1979年、ウールワースのクワイア」を日本で初公開。
会期中には、エリザベス・プライスによるアーティストトーク、鑑賞会、ギャラリートークなどの関連イベントを開催予定。詳細は、同館ウェブサイトを参照。
また、本企画は東京ステーションギャラリーでの会期終了後、伊丹市立美術館、高知県立美術館、岡山県立美術館と巡回する予定。
エド・ホール「ブリティッシュ・カウンシル・コレクション・バナー(コンテンポラリー・アート・バージョン)」2012年 © Ed Hall
2014年4月12日(土)-5月25日(日)
伊丹市立美術館
http://artmuseum-itami.jp/
2014年11月2日(日)-12月21日(日)
高知県立美術館
http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/
2015年1月9日(金)-2月22日(日)
岡山県立美術館
http://www.pref.okayama.jp/seikatsu/kenbi/