犬と歩行視 part-2 @ 京都市立芸術大学ギャラリー・アクア[@KCUA]


林剛+中塚裕子「The Court 天女の庭 / テニスコート」1983年

犬と歩行視 part-2
2013年10月5日(土)-11月17日(日)
京都市立芸術大学ギャラリー・アクア[@KCUA]
http://www.kcua.ac.jp/gallery/
開廊時間:11:00-19:00(入場は閉廊15分前まで)
休廊日:月(月曜日が祝日の場合は開館し、翌火曜日は休館)

京都市立芸術大学ギャラリー・アクア[@KCUA]では、今年3月に開催した『犬と歩行視 part-1』に続く、林剛+中塚裕子を取り上げた展覧会『犬と歩行視 part-2』を開催する。

林剛は1960年代に幾何学的構成に人物フォルムを組み合わせた作品で注目を集めると、70年より「犬」や「いいわ」などの単純な言葉を配置することで人間と世界との関わりを考察する作品などを発表し、概念芸術の先駆的な試みを展開した。
林剛+中塚裕子は1983年から1991年の9年間、京都市美術館アンデパンダン展を会場とする壮大なスケールのプロジェクトを展開。「The Court 天女の庭/テニスコート」(1983年)をはじめとする共同制作作品は、textual(言葉の織物)とtectonic(構築設営)が相互に絡み合いながら変化していくダイナミックなプロセスを体験させている。

前回は林剛の70年代の作品を中心に紹介したが、本展では「The Court 天女の庭/テニスコート」の試験的再制作のほか、概念模型、コンピューターグラフィックスによるプロジェクトの展開プロセス、プロジェクトにまつわる資料、ダイアグラム、メモなどの展示によって、林+中塚の制作活動への接近を試みる。

会期中には、リサーチ、パフォーマンス、レクチャー、ワーキングラボとさまざまな関連プログラムが予定されている。


林剛+中塚裕子 Top: 「THE COURT x 1.5 法廷」1985年. Bottom: 「around the seesaw [Plant/大菜]」1989年

関連プログラム
H’uman Research & Experiment Program「人`」
リサーチ1「Around The Court:1983-1992 京都アンデパンダン」
2013年10月20日(日)15:00-
出演:井上明彦(京都市立芸術大学美術学部教授・造形作家)
KOSUGI+ANDO(美術家)
中谷至宏(キュレーター,京都市文化市民局文化芸術都市推進室文化芸術企画課担当係長)
ゲスト:中塚裕子(美術家)
進行:高橋悟(京都市立芸術大学美術学部教授)

リサーチ2「創造の為のアーカイブ part-3 死後/私語のレッスン」
2013年11月17日(土)15:00-
出演:建畠晢(京都市立芸術大学学長,美術評論家,詩人)
篠原資明(京都大学大学院人間・環境学研究科教授)
進行:高橋悟(京都市立芸術大学美術学部教授)

KYOTO EXPERIMENT2013 フリンジ企画「使えるプログラム」
パフォーマンス「新しい宿に寄せて」
出演:けのび
2013年10月12日(土)16:00-17:30(開場:15:45-)
料金:2000円
詳細:http://kyoto-ex-useful.jp

レクチャー「サバイバル・マインド〜言語的空間と視覚的空間」
2013年10月13日(日)15:00-
講師:下條信輔(カリフォルニア工科大学実験心理学教授)

ワーキングラボ
「だぶるポートレート:穴あき鏡と私・あなた」
2013年10月26日(土)15:00-

「犬も歩けば/棒歩き」
2013年10月27日(日)15:00-

「脳科学と芸術の実験と制作—2」(続編サマーアートスクール)
「だぶるポートレート:穴あき鏡と私・あなた」
2013年11月9日(土)15:00-

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