
第10回中之島映像劇場
『金井勝の世界』
2015年11月7日(土)、8日(日)
国立国際美術館
http://www.nmao.go.jp/
※上映スケジュールは最下部に記載
国立国際美術館では2015年11月7日と8日の二日間にわたって、第10回中之島映像劇場『金井勝の世界』を開催する。
国立国際美術館は1989年から映像作品の収集、企画展やコレクション展での公開に取り組んでおり、2004年の中之島移転後も継続している。2011年3月には定期的に開催してきた上映会を「中之島映像劇場」と名付け、「美術と映像」の歴史的な変遷を探り、映像における現代の状況の考察を続けている。
第10回中之島映像劇場では、日本の前衛映画において特別な存在感を示す金井勝の初期作品および監督デビュー以前に撮影として参加した独立プロ作品を上映する。金井勝は1936年神奈川県生まれ。日本大学芸術学部映画学科を卒業し、大映東京撮影所・撮影課に入社するも、自分の映画を撮影するという目的のために5年足らずで退社し、フリーランスとして活動する。60年代から70年代にかけて、新しい映画の動向が国内外で発生する中で「微笑う銀河系・三部作」など独自の作品群を残している。
本上映会では、原爆投下から20年近く経ってなおその影響に苦しめられる被爆者とその家族の苦悩を撮影した『ヒロシマ1966』と上述した「微笑う銀河系・三部作」の『無人列島』、『GOOD-BYE』、『王国』を二日間にわたって上映する。7日の『ヒロシマ1966』、8日の『GOOD-BYE』上映後にはそれぞれ金井本人によるトークも行なわれる。

上映スケジュール
2015年11月7日(土)
13:00-|Aプログラム:『ヒロシマ1966』(白井更生監督、1966年)撮影:金井勝
※上映後に金井勝トーク
15:30-|Bプログラム:『無人列島』(金井勝監督、1969年)
※一部暴力的・性的な場面あり。ご注意ください。
2015年11月8日(日)
13:00-|Cプログラム:『GOOD-BYE』(金井勝監督、1971年)
※上映後に金井勝トーク
15:00-|Dプログラム:『王国』(金井勝監督、1973年)
会場:国立国際美術館B1階講堂
定員:130名(先着順)、無料、全席自由
※各日10:00より各プログラムごとの整理券を配布(1名につき1枚)
※各プログラム入れ替え制


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